沖田 丁著 天地明察 | バステトの本ブログ

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本はネタバレしまくりなのでご注意を☆好きな作家は恩田陸、五條瑛、柴田よしき、今野敏、三浦しをん、よしながふみ、伊坂幸太郎、北村薫

今日の東京は朝から雨。よって暑さもそこまでではなくとても過ごしやすいです。
 

今週はものすごーく不眠で、朝方(というか朝)まで眠ろうとしてもまったく眠れない(涙)眠いんです!眠いのにベッドにゴロゴロだけで眠りが訪れることがないのが結構キツいです

 毎日朝の4時か5時まで起きているので(そして出勤の為5時半には起床)、ちょっとウトウトして経理に呼び出される夢を見て、ハッ!と目が覚める(笑)

 今日こそちゃんと夜に眠れるといいのですが・・・

沖田 丁 天地明察 沖田 丁著 (角川書店) 『天地明察』
 あらすじ:江戸時代、前代未聞のベンチャー事業に生涯を賭けた男がいた。ミッションは「日本独自の暦」を作ること─。碁打ちにして数学者・渋川春海の二十年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋!早くも読書界沸騰!俊英にして鬼才がおくる新潮流歴史ロマン。



 眠れないので読書がものすご~く進みます♪厚さが人差し指の第二関節くらいまでの厚さなのですが、全然ダレないので夢中になって読むことができます!

 この本、発売されてすぐくらいに購入していたのですが、勝手に戦国時代のお話だと思っておりまして後回しにしていました。(戦国時代ではなくて泰平の世 江戸時代のはなしでした)

 金城一紀さんの作品で文庫化されているのをすべて読み終わってしまったため積読本に手をつけることにしたのです。

 本屋さん大賞にも輝き、直木賞候補にもなっていたので心配はしていなかったのですが、私の期待を上回るほどのナイスな小説でして嬉しかったな!

 碁打ちが職業の渋川晴海。しかし元来の数学好きが高じて江戸のとある神社の馬絵に数学好きが設問を書き出題している という情報を掴み、公務前の早朝に籠でいそいそと出かける。

 そこには数々の設問が! そしてちょっとその場を離れ(正確には一度境内から出るのですが忘れ物をして戻ってきた)戻ってきたときにはなんと全ての馬絵に解答がされてあった!!

 この渋川晴海が後に日本独自の暦を作るために奔走するのですが、本来ならこの重苦しいプレッシャーや苦悩は本書全体を重苦しい雰囲気にさせてしまうところです。
 しかしこの渋川晴海。真面目で一生懸命で素直。飄々として妙に肝が据わっているのでむしろ粉骨砕身する姿が清々と描かれています。

 晴海が数学者として尊敬し敬い憧れている関への気持ち。天に挑むための日本全国への観測仲間の伊藤や健部への敬愛の念。数学塾を開き良き理解者となってくれる村瀬、藩邸の安藤 その他 晴海が関わる全ての人々が晴海と天への壮大な戦いを援護してくれています。

 斬り合いや争いはありませんが、正に真剣勝負のストーリーでした。

 志半ばにして寿命を迎えた仲間や理解者を見送る晴海と気持ちがシンクロして夜中3時から5時の間は涙腺が故障。

 正直、暦や碁の知識がないのでそこら辺の説明はさっぱり理解出来なかった(というより理解する努力を放棄した)のですが、そんな知識がなくても充分楽しめる一冊でした☆☆

まさに 天地明察 なり!!