先々週に読みまして、読書仲間の後輩に貸したら1日で読んで返却された小説。「バステトさん!これものすっごく良かったです!!」と大絶賛してくれた。
今邑さん作品好きなのに全然読んでない。今邑作品探しのたびに出なくちゃ☆☆
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今邑 彩著 (中公文庫) 『ルームメイト』
内容:私は彼女の事を何も知らなかったのか…?大学へ通うために上京してきた春海は、京都からきた麗子と出逢う。お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、麗子はやがて失踪、跡を追ううち、彼女の二重、三重生活を知る。彼女は名前、化粧、嗜好までも替えていた。茫然とする春海の前に既に死体となったルームメイトが…。 |
最初っから最後まで本から目を離せなかったよ。麗子が何故二重、三重、そして四重生活を送ってきたのかが判明してからは鳥肌立ちっぱなし!
地方から大学進学の為に東京へ出てきた晴海。住まい探しは遅遅としかすすまず焦りを感じていたときにたまたま会った麗子からルームメイトの話しを持ちかけられ一緒に暮らし始めるところから始まります。
麗子は最初の印象では大人しく、格好も地味目だったのに暮らしていくウチにある日突然化粧や格好が派手になり外泊が多くなっていく。
不思議に思いながらも一緒に暮らしている晴海。しかし麗子の外泊が続き、ついには行方不明になってしまう。
麗子の行方を追ううちに晴海は麗子の驚愕の生活をしる。彼女は三重、四重生活を送っており名前も性格もちがう女性だった。
本当に騙されたわー。晴海が麗子の行方を追って接触する人物から聞き出した【麗子】の性格はそれぞれ異なって晴海は最初は困惑するんですけど、解離性同一障害だと判明してから物語りは一気に動く感じです☆
ダニエル・キイス著『24人のビリー・ミリガン』から引用が多数されていますし、人格障害についても分かりやすく説明されているので勉強になりました。
学生時代にセシュエー著 『分裂病の少女の手記』
を読んだことがありますが、一人の身体の中にいくつもの人格があり役割を分担していることを知りました。その人格の中には他の人格(主体)とコミュニケーションをとっている人格と、まったく他の人格をシャットアウトして行動してしまう人格がいるらしいです。
第4章の前には作者からの解説(?)がついてまして、”第4章は封印します”みたいなことが書いてあった(たしかね。記憶が曖昧だわ)。
その封印を破ったらもう!!
ビックリした! いや、薄々第三章のラストでちょっと気づいていたけどこのラストは鳥肌が一気に立った!!
ネタバレしちゃうとスリル半減してしまうので言えないのが歯がゆいですけど是非!未読の方は是非!!!!
