本日東京はちょっぴり雲があるけどほぼ快晴!また明後日から冬将軍がくるみたいだけど。。 なんだかもやもや天気のまま梅雨に突入しちゃいそうでいやだなぁ。
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連城 三紀彦著 (角川春樹事務所) 『造花の蜜』
あらすじ:造花の蜜はどんな妖しい香りを放つのだろうか…その二月末日に発生した誘拐事件で、香奈子が一番大きな恐怖に駆られたのは、それより数十分前、八王子に向かう車の中で事件を察知した瞬間でもなければ、二時間後犯人からの最初の連絡を家の電話で受けとった時でもなく、幼稚園の玄関前で担任の高橋がこう言いだした瞬間だった。高橋は開き直ったような落ち着いた声で、「だって、私、お母さんに…あなたにちゃんと圭太クン渡したじゃないですか」。それは、この誘拐事件のほんの序幕にすぎなかった―。 |
最近平行読みが多い。家ではこっち読んで、通勤電車の中ではあっちを読む、みたいなのが多い。
読みたい本が沢山(積読本も大量だし)なので行っている平行読みだけど、あんまり向いてない。
読んでる本や読み終わった本の内容が混じっちゃって大変。
今日も本書のレビュー書こうと思って思い出してたら突然主人公が牛乳飲みだした(『ひまわりの祝祭』と混同)!やっぱり本は最初から最後まで集中して一冊を読む方がいいですね。
さて。とうとう連城さん作品のレビューが書けるぜ!長かったーー!!!!
とにかく物語が二転三転するもんだから目が離せないの!
夫とうまくいかずに離婚して実家に戻ってきた女性(香奈子)が大切に育てている息子(圭太)を誘拐される という全体的ストーリーなんですが、ただの誘拐じゃないところが連城作品のすごいところ。
幼稚園から、「圭太君が蜂に刺されたから迎えに来て欲しい」という連絡を受け、母である香奈子は実家の工場の従業員である川田と車で幼稚園に向かう。しかし担当の教諭には「圭太君のお祖母さんが蜂に刺されたということでしたので迎えに来た人に圭太君をお渡ししました」
香奈子は次の言葉に戦慄します。「これは誘拐じゃないですよね。だって、私、お母さん・・・あなたにちゃんと圭太クン渡したじゃないですか」
誘拐事件だけなのになんでこんなにページ数あるのかしら。もしかしてダラダラその後のストーリーが展開されるんじゃないでしょうね・・・ と思ったけど杞憂に終わりました!
この誘拐事件は身代金の請求もされず、犯人からは、「くれるって言うならもらうけど」程度。警察も香奈子も混乱します。それでは何が目的で誘拐したのか?
しかも受け渡し場所は渋谷のスクランブル交差点の真ん中。
ここら辺からかなりの急展開。もうページをめくる手も文字を追う目も離せなくなってきます。
ネタバレしちゃうとせっかくの仕掛けが勿体ないので控えるけど、圭太を誘拐したのはその裏にもう一つの誘拐事件があって・・・。
ページめくるたびに覆される真実に驚愕しながら読み終えました。
終盤にはこの事件から1年後に新しい事件がこの事件に忠実に再犯されるのですが、盲点をつく結末で!!!!
とにかく読み終わったのが家で良かった。しばらく展開に唖然としちゃって文字だけは先に読み終わったんだけど頭がついてこくて、読み終わってからしばらくして理解して、再度驚愕! って感じでした。
連城作品がお好きで本書を読んでない方は是非とも読んだ方がいいっす!かなりオススメだわ☆☆
