恩田 陸著 中庭の出来事 | バステトの本ブログ

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本はネタバレしまくりなのでご注意を☆好きな作家は恩田陸、五條瑛、柴田よしき、今野敏、三浦しをん、よしながふみ、伊坂幸太郎、北村薫

今日、出勤電車に乗って何気なく社内を見回したらリクルートスーツの人が沢山!「なななな何事!!!?」と思ったけども本日4月1日!

新入社員は入社式なのでしたねぇ。あぁまた一年社会人歴を更新したんだわ、と思うとなんだかちょっと複雑。年を重ねた割にはスキルは伴ってないような・・・
 明らかに早起きに慣れてなくて今にも寝そうな人や、緊張で顔が強張ってる人なんかもいて観察するのが楽しかった。
この1ヶ月くらいは電車の秩序が乱れそうです。

 そんな新人さん達を横目に私は今日も元気に(機嫌はいつも通り悪いけど)通勤時間は読書♪

恩田 陸著 中庭の出来事 恩田 陸著 (新潮文庫) 『中庭の出来事』
 あらすじ:瀟洒なホテルの中庭で、気鋭の脚本家が謎の死を遂げた。容疑は、パーティ会場で発表予定だった『告白』の主演女優候補三人に掛かる。警察は女優三人に脚本家の変死をめぐる一人芝居『告白』を演じさせようとする─という設定の戯曲『中庭の出来事』を執筆中の劇作家がいて…。虚と実、内と外がめまぐるしく反転する眩惑の迷宮。芝居とミステリが見事に融合した山本周五郎賞受賞作。


 恩田さんはムラのある作家さんだと思う。読者の心を最後までガッチリ掴んだまま一気読みさせてくれる作品も沢山あるけど、それ以上にハズレ(恩田さんファンの方スミマセン。私も一応恩田さんファンなんですけども)が多い。ラストまで意味が分からず読み終わってから「は?」と困惑することも多々あるんだよなぁ。

で、今回の作品は私にとっては後者の感覚だったのよ。まぁ劇中劇ってことを考えてもちょっと作りすぎっつーか・・・

 まるで台本を読んでる感覚でした。実際台本形式で物語りは進むのでそのまんまの感想になっちゃうけど。。

死んでしまった人気絶頂の脚本家がホテルの中庭で突然死亡する。目撃者は中庭でのパーティーに呼ばれていた出席者全員とウェイター。

警察は容疑者を女優三人に絞る。なぜなら死亡した脚本家が書いた一人芝居『告白』のオーディションで最終選考に残り、さらにとある情報筋から「亡くなった脚本家は罪を告白させる為に犯人にこの芝居を演じさせようとしていた」という情報をつかむ。

女優達は警察からの何度繰り返される取り調べに対して三者同様の供述をする。

彼女たちは演技しているのか、それとも真実を話しているのか・・・?
この『告白』の台本には脚本から女優達に指示があり、「大筋を替えずに自分なりにアレンジして台本を演じること」。

 脚本家の死と劇中の台本の中での死。彼女たちが演じている部分と真実との関わりを演出したかったのかもしれないんだけどダメだった。私はその世界に入っていけませんでした。
小説の構成が色んなところに飛ぶし、突然台本構成になったり亡くなった脚本家の知り合いの話になったりして最初から混乱。

始めの方は「え?どうなってるの??」と思ってページを行きつ戻りつで一生懸命登場人物を一致させようと思ったんだけどさっぱり整理できなくて諦めた。

最後まで読んだは読んだけど完全に本の世界から取り残されちゃってるから物語の表面を文字で追うだけで読み終わったときにはどんな物語だったのかちっとも分からないまま終わってしまったという残念感が大きかった。

『チョコレート・コスモス』 みたいな演劇モノを期待したのになぁー   ちぇー