五條 瑛著 KUNIMORI | バステトの本ブログ

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本はネタバレしまくりなのでご注意を☆好きな作家は恩田陸、五條瑛、柴田よしき、今野敏、三浦しをん、よしながふみ、伊坂幸太郎、北村薫

昨日はMAXに具合が悪く、午後休をもぎ取り病院へ行くために早退しました。しかし帰宅したら台所にあるポットのお湯を華子(ネコ)がぶちまけていて、それを雑巾で拭き掃除したら力尽きました。
這うようにしてベッドまで辿りつき、加湿器のスイッチを入れて就寝。。
家族が帰ってきて起こされるまで爆睡していました。ご飯をもぞもぞ食べて(奇跡的に食欲落ちなかった!)すぐまた寝てしまった。。
それが良かったのか、ちょっと回復してきましたぞー!相変わらず咳と鼻はヒドイけど、熱もないし!!!

五條 瑛著 KUNIMORI 五條 瑛著 (中央公論新社) 『KUNIMORI』
 内容:東京下町の貸しスタジオと共に、複数の賃貸物件を伯母の遺産として相続した武原耕太。勤め先を辞め、スタジオ経営に専念する彼だが、同じビル内の会社「デプラ」が夜逃げしたことを知る。また、それと前後して、「デプラ」の関係者と思われる男たちが、次々と耕太の前に現れ始めた。伯母の名を言いながら「たすけてくれ」と繰り返す彼らと「デプラ」の正体、そして、亡き伯母の秘密…。それらを調べ始めた耕太の下へ、ある日、潤という少年が伯母を訪ねてきた─。国家とは、愛の在り方とは何かを問う著者渾身の書き下ろし長篇ミステリ。


 さて。購入してから数ヶ月の積読本。。ようやく読めました~♪

そうそう11/25に発売予定『誘魔』はなんなんだろう。。双葉社からだからもしかして<革命シリーズ>!!? 五條さんの本だから買うのは決めてるけどさらに期待して待とうっと☆

あ、話しがそれてしまいました。すみません
 五條さん作品はスパイ小説というか諜報小説と言った方が正しいかも。どちらも同じ意味だけど、スパイ小説っていうと派手に活躍する!ってイメージがありませんか?五條さんの作品は地道で目立たない、もしかしたら私達の暮らしのすぐ側にいるかもしれない諜報部員達のお話が多いのです。
それから「祖国とは、国家とは自分にとって○○だ。」という信念を持っている人たちのことを描いています。

 他の国の人々と比べると、現代の日本人は愛国心とか祖国への誇り、、みたいなものが薄いと思うけど、国によってはこちらがたじろぐほど祖国に祈るような気持ちを持っているんですよね。特に厳しい環境にある国とか・・・なんだか五條さんの作品を読むたびに自分にとって祖国って何だろう。。って思います。

 で、今回の『KUNIMORI』なんですが私としてはもうひと押しだった。。耕太の無自覚愛されキャラ的なところや、謎の多いひねくれキャラのヤモリで探偵の彼(名前忘れた)は大好きなキャラだったんだけど、潤や透、透の兄の設定が甘い気がする(←偉そうだわ~)。これ続きあるのかな。。シリーズ化するんだったら次への附箋なのかな?って納得もできるんだけど、なにしろシリーズになるのかどうかも不明だからなんとも評価しがたいわぁ~。

『スノウ・グッピー』みたいに濃厚キャラ祭(?)で一冊でスコンと終わる作品の方が好きだ。。
あ、もちろん<革命シリーズ>と<鉱石シリーズ>は別だけど♪♪


 せっかく本の感想ブログを久しぶりに更新したと思ったらワケの分からないブログになってしまった。。 ションボリ