でも気づいて良かったです。営業会議に出す資料だったんで数字が合わなかったら大変なことになっているところでした(><)
仮注と税務所に提出用で作っているexcelの表の合計が合ってなくって↓↓一個一個見比べて、どっちが正しかったんだか(いや、仮注に決まっているんだが)調べつつだったので1日かかってしまった。。取りあえず終わったと思うのでちょっと安心しました。
瀬尾 まいこ著 (筑摩書房) 『図書館の神様』
内容:思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。…「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」!…清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。 |
旅先では香菜里屋シリーズの2巻までを持って行き、何にも考えずにこの『図書館の神様』も旅行バックの中に入れて行きました。
瀬尾さんの作品は確か、『幸福な食卓』を読んで以来ですが、すご~くほのぼのしていて良かったです。
心に傷を抱えた清はワケアリの彼の勧めでなった国語講師として赴任した高校の文芸部の顧問になります。文芸部には内垣君という生徒一人!!
高校生活をスポーツもせずにただただ放課後に図書館で本を読む部活に入った内垣君に対して理解に苦しむ清。
しかし内垣君と接していくうちに清自身の考えも変化していく過程がすごく丁寧に描かれていました。
内垣君と清の会話がすごく良いです!
清:「ねぇ。なんで文芸部なんかに入ったの?」
内垣君:「文学が好きだからです」
清は高校生っていうのは太陽の下、汗水たらして運動するものっていう観念があるものだから内垣君が全然分からないんですね。
だから「部内の予算でクーラー買おう!」とかトンチンカンな提案をしたりしちゃうんですが、内垣君が素敵なんですよね~温厚で(^^)
文芸部の「ぶ」の字も理解していない清の言動にも飄々と返答するし、なんていうか、丁寧なんですよね。言い方とか考え方とかが。
この本の中には当然ながら沢山の本や作家が登場します。有名どころだと夏目漱石とか三島由紀夫とか。
内垣君曰く、「たとえば、三島由紀夫がボディービルをしていたのを初めて知りました」とか言っているところなんかは、自分が初めて三島由紀夫がボディービルをしていたのを知ったときの衝撃を思い出すことができました(笑)
なによりこの物語を通して自分自身が何故本の世界に夢中になったのかのきっかけを思い出しましたし、「本にはこんなにも色んな世界が広がっているんだ!!」と知った衝撃が甦りました
内垣君と接している内に文学の面白さを知り、野球部の顧問に文芸部をバカにされてムキになって内垣君に「朝練をしよう!!」と提案する清がとても微笑ましく思いました。
かる~く一気読みできるのですごくオススメの一冊です♪