でもそうするとブログを更新することがなくって困ってしまいます。
なのでかなり前にやっていて現在放置しまくっているブログからちょっとひっぱってきました。
勉強から解放されたら絶対読み返そうと思っている本の一つ。
恩田 陸著 (中央公論新社) 『蛇行する川のほとり』
内容:あの夏の日、少女たちは川のほとりにある「船着場のある家」で合宿を始めた。夏の終わりの演劇祭に向けて、舞台背景の絵を仕上げるために。それは、楽しく充実した高校生活の最高の思い出になるはずだった。ひとりの美しい少年の言葉が、この世界のすべてを灰色に変えるまでは…。そして、運命の歯車は回り始めた。あの遠い夏の日と同じように―。運命の岸辺に佇む少女たちの物語。 |
この小説、すでに文庫にもなっていますしかなりお手頃価格なのでオススメです♪
『ネバーランド』の女子編に近い気がするけど、さすが恩田陸!! 読んでいて背筋がザワザワと寒くなる。
昔ある事件が起こり、長い間人が住み着かなかった蛇行する川のほとりにある家- 憧れの上級生、香澄と芳野から演劇で使用する背景画を作成しようと誘われ、香澄の家-あの家での合宿に参加する毬子、香澄の従兄弟とその友人 5人で楽しく過ごせるハズの夏の7日間の合宿・・・なのに過去の事件がちらつく。。
丁度一年前、会社帰りの電車で読んでいたのですが高校時代にバーっと時間が巻き戻されたようで、
春先とはいえ風の冷たい時季に読んでいたにもかかわらず、夏の匂いが一気に甦り物語の中に一瞬にして没頭・・・・
みごと降りる駅を通り越したというマヌケな想い出もあります。
登場人物一人一人の文章や会話が丁寧に描かれているし、物語全体に漂う過去の事件という不安要素が加わり、美しいだけではない物語になっています。
そしてそして最後の最後での大どんでん返しとその真実!!!!
本を閉じたあとにしばらく呆然として、また最初から黙々と読み返した本です。この大どんでん返しは『麦の海に沈む果実』ともちょっと似てるかな。。
や~もぅとにかく本当にビッッッッックリする最後でした!
そうそう。皆さんの会社には新入社員は来ましたか? 私の会社は本社には採用なかったのですが、支店に採用したらしく今研修中です。
さきほど部署にも挨拶にきたので顔を見ることができたのですが!!!
わ・・・若い!!私より一つ下なだけなのに何故あんなに若くみえるのでしょう(涙)ちょっと衝撃を受けてしまいました。