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真藤 順丈著 (メディアワークス) 『地図男』
内容:仕事中の“俺”は、ある日、大判の関東地域地図帖を小脇に抱えた奇妙な漂浪者に遭遇する。地図帖にはびっしりと、男の紡ぎだした土地ごとの物語が書き込まれていた。千葉県北部を旅する天才幼児の物語。東京二十三区の区章をめぐる蠢動と闘い、奥多摩で悲しい運命に翻弄される少年少女―物語に没入した“俺”は、次第にそこに秘められた謎の真相に迫っていく。第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作。 |
色んなところで平積みしてあるし、あんまりにも評判なので天の邪鬼の私に珍しく購入したこの『地図男』
読んでみた感想は、
・・・う。ぅ~ん、、何故こんなに評判になったのかな?
でした。。
はっきりいって出版社があおりすぎたんだと思うんですよねぇ。 あと、メディアワークス出版だけあって、校正が甘い。日本語が間違っているっていうか自分も人のこといえないんだけど、お金払ってもらって買ってもらうんだからもうちょっと日本語を勉強してもらいたい感はありました。
途中言い回しがおかしかったり、文法に不自然なところがあったりと読んでいて違和感を感じちゃって物語りに集中しきれなかったのも残念なところのひとつです。
・・・って私は毎回なんでこんなに偉そうなんだ。。でも、まぁ個人の記録ですからいいですよね!?(だれに聞いているんだか・・・)
フォローさせてもらえば、この物語の発想は良かったと思われます!読んでいて、こんな細部にわたってまでの書き込みされている地図帳なら私も見てみたいと思ったし、地図男と出会えたら私だってついていっちゃうと思うし・・・
でも、えーっと、途中何度放り出そうと思ったことか・・・意地で読み通した本でした。もう二度と開かないと思われる(^^;)
この作者の土地はの情報収集には感服でありました。
う~んと、\1200出して買うのはおすすめできないけど、古本屋さんで発見して半額くらいで売られていたら手にとってもいいんじゃないかなぁと思う一冊でございます(^^;)