大学共通テストが終わって、
家で娘の話を聞きながら、ずっと引っかかっていることがある。
うちの娘は、すでに推薦で大学に合格している。
だから共通テストは、
1日目は行っていない。
2日目だけ「一応」受けた。
会場の雰囲気も、いわゆる受験生の緊張感とは少し違っていたらしい。
同じ会場に、違う温度の子がいる
娘が言っていたのは、
「推薦で決まってる子も、普通に来てたよ」
という一言だった。
その会場には、
人生を賭けてこの試験に臨んでいる子もいる。
一方で、進学先がすでに決まっていて、
学校の方針や空気で来ている子もいる。
同じ試験、同じ教室、同じ数字。
でも、立っているスタートラインは全然違う。
学校側の事情も、分からなくはない
高校としては、
共通テストの結果という「データ」が欲しい。
進路指導や実績、統計として必要なのも分かる。
実際、
公立の学校では、ほとんど全員が受けていた
と娘は言っていた。
うちは私立だったから、比較的自由だった方だと思う。
でもそれは、
学校ごとの裁量の違いでしかない。
数字が曖昧になるのは、誰のためなんだろう
そう考えると、
共通テストの結果って、
最初から条件がそろっていない数字なんじゃないかと思う。
本当にその結果が必要な子。
そうでないけれど参加している子。
その全部が混ざった数字。
正直に言うと、
本気でこの試験に人生を懸けている子にとって、かわいそうだな
と感じてしまった。
努力と覚悟の結果が、
制度や運用の都合で、
少しぼやけてしまう気がして。
本当に必要な子だけが受けた方がいいんじゃないか
推薦で進学先が決まっている子は、
受けなくていい。
大学受験をする子だけが受ければ、
もっとシンプルで、
もっと意味のある数字になるんじゃないか。
これは制度批判というより、
自分の子の話を聞いて、
自然に出てきた疑問だ。
共通テストって、誰のための制度なんだろう。
そして、
今の形は、
本当に必要としている子のためになっているんだろうか。