最近、ニュースでよく見るようになった言葉がある。
「長期金利が27年ぶりの高水準」。
正直、最初はピンと来なかった。
でも、教育費やローンのことを考えていく中で、
これはちょっと軽く見ていい話じゃないなと思うようになった。
① 「27年ぶり」って、どういうことか
27年前というと、1990年代後半。
今、子育てをしている親世代の多くは、
- 金利が低いのが当たり前
- 借金は「何とかなるもの」
- 金利はほとんど気にしなくていい
そんな時代感覚の中で、大人になってきた。
つまり今は、
人生で一度も体験したことのない金利水準に入りつつある
ということでもある。
② 教育ローン・奨学金とどう関係するのか
長期金利の影響を受けやすいのが、
教育ローンや奨学金のような「長く返す借金」。
ここで、かなり一般的な条件で数字を置いてみる。
前提条件
- 借入額:400万円
- 返済期間:10年
- 元利均等返済
③ 金利が変わると、返済はいくら変わる?
| 金利 | 月々の返済額 | 10年間の総返済額 |
|---|---|---|
| 2.0% | 約36,800円 | 約442万円 |
| 3.0% | 約38,600円 | 約463万円 |
| 4.0% | 約40,500円 | 約486万円 |
金利が1%上がるだけで、
月の返済は約2,000円ずつ増えていく。
月2,000円というと、
- スマホ代1回線分
- 電気代が高い月の差額
- 外食1回分
大きな贅沢をした感覚はない。
でも、この差が10年間、毎月続く。
④ 何が「やばい」と感じるのか
金利が上がったこと自体よりも、
一番気になっているのはここ。
この水準の金利を、
誰も経験したことがないまま借金を判断している
「前も大丈夫だったから」
「みんな借りてるから」
「月々これくらいなら」
そうやって決めてきた前提が、
静かにズレ始めている感じがする。
⑤ 正解は、正直わからない
固定金利がいいのか、
変動金利がいいのか。
今後、金利がもっと上がるのか、
どこかで落ち着くのか。
正解は、誰にもわからない。
ただ一つ言えるのは、
「金利が低い時代の感覚のまま借りる」のは、
少し危うくなってきている
ということだけ。
⑥ 今回は、ここまで
今回は、
「こうすべき」という結論は出さない。
ただ、
- 27年ぶりの金利水準に入っていること
- 教育ローンや奨学金に影響が出ること
- 1%で月2,000円変わるという事実
この数字だけは、
判断材料として頭の片隅に置いておきたい。
知らないまま借りるのと、
知った上で悩むのとでは、意味が違う。