「部活は衰退している」「もう続ける子は少ない」
そう言われることが増えている。
しかし、“割合”ではなく“実人数”で見ると、印象は大きく変わる。
■ 学齢別|スポーツ参加人数(全国推計)
| 学齢 | 在籍人数(概算) | スポーツ参加率 | 実人数(推計) |
|---|---|---|---|
| 小学生 | 約600万人 | 55〜70% | 約330〜420万人 |
| 中学生 | 約320万人 | 65〜78% | 約210〜250万人 |
| 高校生 | 約300万人 | 49〜56% | 約150〜170万人 |
| 大学生 | 約260万人 | 30〜40% | 約80〜100万人 |
※文化系を除外し、スポーツのみを対象とした全国平均レンジ推計
■ 割合で見ると「衰退」、人数で見ると「巨大」
高校・大学と進むにつれて、参加率は確かに下がる。 ただし、実人数で見ると大学段階でも80〜100万人規模が残っている。
- 割合で見ると → 「減っている」
- 人数で見ると → 「100万人規模で継続している」
「部活は衰退している」という評価は、
“割合だけを見た印象”に引っ張られている可能性がある。
■ 「少数派」だが「希少」ではない
大学までスポーツを続ける人は、統計上は少数派になる。 ただし、数十万人単位で残っている行動は「希少」とは言いにくい。
部活は「一部のエリートの活動」というより、
裾野が絞られながらも“十分に一般的な習慣”として残っていると見ることもできる。
■ 「衰退」なのか、「濃縮」なのか
スポーツ人口は、学齢が上がるほど減少する。 一方で、実人数で見ると“消えている”わけではない。
これは、
「部活が終わりつつある」のか、 「参加者が絞られて“濃く残っている”だけなのか」 という見方の違いとも言える。
部活は本当に衰退しているのか。 それとも、“割合”ではなく“人数”で見れば、まだ十分に残っていると言えるのか。