PTAって、何をする組織なんだろう。
正直、はっきり答えられる人は少ないと思う。
「学校行事を支えるため」
「保護者と学校をつなぐため」
そう言われてきたけど、最近は少し様子が違う。
コロナで見えた「なくても回る現実」
コロナをきっかけに、学校行事は一気に縮小された。
運動会は午前中で終了。
準備や後片付けも最小限。
でも、不思議なことに大きな混乱は起きなかった。
「あれ? これで普通に回るんだ」
PTAが関わる場面が減っても、
学校はちゃんと機能していた。
PTAじゃなくても、できることが増えた
今の学校運営を見ていると、
PTAでなくても成立することが多い。
- 行事設営 → 業務委託
- 印刷・配布 → デジタル化
- 連絡・集計 → アプリ
- 警備・誘導 → 外注
無償ボランティアで保護者が担う必然性は、
以前よりかなり薄れている。
学校にとってのPTAという存在
学校側にとってのPTAは、
「保護者全体の意思」というより、
話が通じる窓口が一つある安心材料
という側面が大きい。
全保護者に意見を聞くのは大変。
意見が割れるのも避けたい。
クレームの矢面に立ちたくもない。
だから、
「PTAと連携しています」
「保護者の理解を得ています」
という形が使われる。
でも、それは“総意”ではない
PTA役員は、あくまで一部の保護者だ。
立候補した人もいれば、
断れずに引き受けた人もいる。
そもそも参加していない家庭も多い。
それでも決定は、
「保護者の理解」
という言葉で一括りにされる。
これは民主的でも、正確でもない。
今は「仕組み」で解決できる時代
正直なところ、
今はアプリで全部解決できる
アンケートも、意見募集も、賛否確認も、
全保護者に直接、正確に届けられる。
PTAというフィルターを通すより、
全員の声を拾う方が公平で早い。
「PTAに入らない」が増えている理由
最近、「PTAに入らない」という選択が増えている。
それは反抗でも、無責任でもない。
勝手に代表されることへの違和感
そして、
PTAを通す方が、不正確になってしまった時代
その変化に、静かに気づいた結果だと思う。
じゃあ、PTAは本当にいらないのか
この問いに、簡単な答えはない。
ただ一つ言えるのは、
「前からあるから」「安心だから」という理由だけでは、
もう説明がつかなくなっているということ。
PTAは、
必要か不要かを決める前に、
役割を問い直す段階に来ている
それだけは、確かだと思う。