バッシーの「目指せ、本100冊読破!」 -3ページ目

<22冊目> 「西郷隆盛」

西郷隆盛/池波 正太郎
¥500
Amazon.co.jp

えー、西郷さんです。

最近、西郷さんと誕生日が一緒なのがわかり
何だか他人に思えなくなってきました。


そこで是非、伝記を読もう!と思い
本屋で探し出したのがこの本です。


この池波正太郎さんの「西郷隆盛」は
非常に物語のテンポがよくて読みやすく
しかも内容も濃密で、すごく面白かったです。


読み終わり、心に残った点をいくつか。


まず、西郷さんに限らず、この時代の偉人たち
(坂本龍馬、勝海舟など)からは、日本という国
そしてその日本の危機のために、自分の命を懸けて
何かをやってやろう、という「想い」や「志」を
強烈に感じます。


また、どんな時も、自分の立場や相手との駆け引きなど
全く気にせずに、「正論」を貫き通せる姿勢を見て
自分も是非こうありたいなと、つくづく思いました。


これらの根本は、やはり「武士道」精神なんでしょう。
あえて項目で言えば、「義」「誠」「勇」あたりかな?
 ⇒ <15冊目>「武士道」参照


西郷さんの激動の一生を通じて、改めて「武士道」精神の
奥の深さも感じつつ、これからの人間としての行き方まで
教わったような、とても為になる一冊でした。


それでは。



<21冊目> 「洗脳護身術」


洗脳護身術―日常からの覚醒

二十一世紀のサトリ修行と自己解放/苫米地 英人
洗脳護身術


東野圭吾さんの「変身」を読んで以来
脳について興味を持つようになりました。


そんな折、本屋に行くと、ひときわ目立つカラフルな脳ミソが!
しかも「洗脳護身術」というインパクトのあるタイトル。
帯には、エヴァンゲリオンの庵野秀明氏も絶賛とのコメント。


そういえば、エヴァンゲリオンにも「A10神経接続」やらなんやら
脳科学や神経科学チックな設定がワンサカ出てたよな。
おー、面白そー。・・・と、気付いたらレジでお金払ってました。


早速読んでみたのですが、正直、面白いです。
でも、面白いを通り越して
「え? ホントにここまで書いちゃって良いの??」
と不安になってしまうほど、洗脳のやり方を詳しく説明しています。


具体的な内容紹介は、ここでは避けますが
何でも、この著者の苫米地英人さんは、脳機能学者で
あの某宗教団体の脱会信者の洗脳を解く仕事もしていたそうな。


苫米地さんの考えは
 ・現代社会は、あらゆる場面において洗脳される危険性に満ちている
 ・だから、我々は洗脳から己の身を守る術を知らなければならない
 ・その為には、まず実際に洗脳のやり方を知らなければいけない
 ・そこで、第一人者である私がそのやり方を教えましょう
ということだそうです。


最初は、もしかしてトンデモ系の本かな?なんて思ったりしましたが
確かに、これらの事を「知ってる」と「知らない」とでは大違い。
今後の為にも、読んで良かったな、と思いました。


<20冊目> 「運命を拓く―天風瞑想録」

運命を拓く―天風瞑想録/中村天風
¥580
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ようやく20冊目まで到達しました。
ここで区切りとして、これまでの人生で
一番自分自身が影響を受けたこの本を読み返してみました。

ご存じない方の為に、簡単に中村天風という人を
僭越ながら、簡単に説明をしたいと思います。


明治・大正・昭和を生きた、日本でも屈指の大哲人で
その人生の波乱万丈さは我々の想像を絶するものです。


その人生を手短にまとめてみると
まず若い頃に、日清・日露戦争で特殊工作員として
大活躍しましたが、当時の死の病・結核にかかってしまいます。


そこで、安静にせよとの医師の指示に背いて
自ら治療法を求めて欧米を渡り歩きますが
結局病気は治せませんでした。


しかし、その後ヨガの聖人・カリアッパ師に出会い
彼に連れられて行ったヒマラヤの奥地で、ヨガの悟りを開き
結果として病気も治してしまいます。


そして日本に帰国してからは事業家の道を歩み
会社重役や銀行頭取などを勤め、またもや大活躍を収めます。


ところが、ある日突然、これらの要職をすべて捨て去り
街角に立って、人々を悩みから救い、苦しみから解き放つための
自らの経験に基づく教え「天風哲学」を説き始めたのでした。


この教えを受けた人たちの中でも、代表的な人として
昭和天皇、東郷平八郎、原敬、山本五十六、松下幸之助、稲盛和夫
などの錚々たる顔ぶれの方々がいらっしゃるそうです。


その教えは
 「人生の全ては、自分の心が作り出している。
   だから心は常に前向きに積極的にしなさい。」というものです。


私自身も過去のつらい時期に、この本に出会い
何度も何度も、ボロボロになるまで毎日読み続けていました。


今、赤ペンやマーカーで線がたくさん引いてあり
また、ところどころページを折り返してあるこの本を
改めて読み返してみて、やはり素晴らしい本だな、と私は思います。


人は色々な考えや感じ方があり、何が絶対という事はないですが
このブログを読んでいて、もし今、仕事や人生などで
何かを悩んでいる人がいたら、是非、一度読んでみて頂きたいと思います。


それでは。