あっという間に冬のコンサートから1か月…どころか第九も終わってしまい、サンタクリスマスクリスマスも過ぎてしまった汗
ブログが放置状態となっていて、本番で大失敗してTдT落ち込んで辞めちゃったんじゃないかとか、ケガ病院や病気で吹けなくなっちゃったんじゃないかなんて思われるといけないので、今更ながら書き残しておくことにする。

その1:11月4日に行われた2012冬のコンサート

今回の目玉であるピアコンは、時にダイナミックに、時に繊細に、そしてあらゆる声部が生き生きと迫ってくる素晴らしい演奏で、完全に【イリーナ・ワールド】に浸りきってしまった。
イリーナさんに引っ張っていただいたとはいえ、オケのほうもこの難解な曲を精一杯頑張ったのではないかと思う。フィニッシュもかっこよく決まり、練習で苦労しただけにとてもやり遂げた喜びに包まれた。休憩のときにマネージャーさんに「オケとの一体感が強く感じられました」と言っていただけてうれしかった。
打ち上げの席で「この曲は(パワーが必要なので)男性しか弾けないといわれてきました。だから私は男になろうと思って弾きました。でも、やっぱり自分は女白人なんだと実感しました」というお言葉が印象的だった。いやいやとんでもない。とっても力こぶパワフルでしたよ。

仮面舞踏会は最初こそぎっしりのお客様に緊張の色が見えたものの次第にノリがよくなってきたし、交互に配されたにぎやかな曲と静かな曲のコントラストが効果的だった。中でもコンマスのバイオリンソロがしっとりと聴かせていて素晴らしかった。ちょっとだけ鳴らし気味で、でも決して頑張りすぎず、楽しく演奏できた。

ドボ7はオケ全体としてはドライブ感あふれる熱の入った演奏で気持ちがよかった。個人的には抑制を効かせた中で、決め所のポイントを絞って(一番盛り上がるところだけ)「頑張る」というより「ちょっとだけタガをゆるめる」程度にしておいた。まだ本番の音源を聴いていないので、はっきりしたことは言えないが、自分のレコーダーで録ったリハの音を聴いた限りではちょうどよかったのではないかと思っている。トロンボーンパートとしてはもっときれいにハモりたかった(あともう1回パー練していれば…)というのが正直なところである。

このように非常に楽しく気持ちよく達成感をもって演奏を終えることができたのだが、打ち上げ乾杯の席でマエストロに「本日はありがとうございました。楽しく演奏できました。」と申し上げたところ怪訝な顔で「楽しかった?私は楽しくなかったですけどねぇ`ε´」と想定外のリアクション´Д`を返されてしまった。スピーチカラオケでも「よかったですね、楽しかったですねで済ませればいいんでしょうけど、思ってることは言わないと気分悪いですから…」と辛口コメントが飛び出した。とりもなおさず我々アマチュアは【楽しむために】演奏をしているわけだが、入場料をいただいている以上、安易に【楽しかった】などと喜んでいるべきではないということか。
敢えて厳しいアドバイスをくださるとは我々のためを思ってのこと。普通はなかなかできることではない。感謝せねばなるまいと頭では理解しつつも相当ヘコんだのであった´_`