このごろ、シベ6がやっと見え始めてきた。

これまでは濃い霧霧に包まれた深い森の中を彷徨っていたようなものだったが、ここ1~2回の練習でなんとなく霧が晴れて視界が目開けてきた感じがする。

1楽章は春の息吹といった趣。雪解け水がほとばしるような木管のフレーズが印象的。
でも金管楽器の役目は刻々と色合いを変えるオーロラかな。
伸ばしばっかりだけど、いかに音色やハーモニーの移り変わりを表現するかが課題だ。

2楽章は、森の中を散歩しているイメージ。鳥のさえずりや小動物がチョロチョロしている様子が目に浮かぶ。最後に出てきたのは大きな動物かな…シカ?クマ?
出番ほとんどなし。いっそtacetにしてほしかった。

3楽章はスピード感ジェットコースターあふれるスケルツォ。付点のリズムが村人の踊りのようだ。
なかなかエキサイティングで、唯一吹いていて楽しい楽章。

4楽章はチャペル祈りの歌で始まる。途中、苦悩にさいなまれるが、それを乗り越えた先には神の救済天使が待っている。これまでの人生を回想するかのごとく静かに穏やかに終わる。
一か所だけfffがあるけれども、全員ユニゾンなので、あまりがんばってはいけない。

と、まぁトロンボーン的にはまったくオイシイところはないのだ。
今日の練習なんか2楽章で出番が終わって寝てzzzしまい、気が付いたら休憩時間に入っていた。
これは完全に弦と木管のための曲だよなぁ ̄ー ̄

あー、きっとラスト曲の「フィンランディア」で一気に爆弾フラストレーション炎を爆発ドンッさせるんだろうなぁ。