なぜか急に
時間の余裕ができたので、気分にまかせて書いてみよう。
本題に入る前に、合宿の風景。自分の席からの見た目。
楽器の一部分と楽譜。左がブラ4、右がチャイ4。
フルメンバー4人そろったので、休みの楽章の間に
ハーモニーを合わせるためのパート練習をしたり、朝イチでアンサンブルをやったり、とにかくよく吹いた。
おまけに合奏では全力で吹くので
唇がジンジンしびれるくらいだった。
時には思い切り楽器と戯れるのもいいものだ。ってか、いつもこうだったらいいのになぁ…![]()
今シーズンの道具立ては・・・
・ブラ4 楽器:Conn 70H
マウスピース:BestBrass門脇モデル
・チャイ4 楽器:Shires 1G(10.5")/B62 Tru-Bore
マウスピース:Willie's Monster 1-1/4G
Conn 70HとBestBrass門脇モデルの組み合わせは相性
バッチリだ。
というか、これでなくてはいけないくらいだ。
楽器の吹奏感とマウスピースの重量のバランスがとてもよく、明るめの音がする。
しかし、ウェイトのあり過ぎるマウスピースは合わない。
楽器のほうがマウスピースのパワーに負けてしまう感じだ。
Shiresのほうは楽器のキャパが大きいので、Monsterのようなウェイトのあるマウスピースによって非常にパワフルかつダークな音が出せる。
さらにスターリングシルバーのマウスパイプと合わせれば鬼
に金棒だ。
もちろん軽いマウスピースに真鍮のマウスパイプ(細めのもの)を組み合わせれば、コンパクトにまとまった音だって出せる。
ところで、チャイ4に限らずチャイ5でも悲愴でも、インラインバルブは必須である。オフセットバルブでも吹けないことはないが、インラインのほうがずっとずっと楽だ。
というのも、D♭⇔C⇔BまたはHといった動きがけっこうあるからだ。
たとえばD♭→C→Bだと、シングルバルブやオフセットバルブでは5→F1→1または5→6→1となって
移動距離が長いが、インラインのG♭管を使えばG♭1→G♭2→1と近いポジションで事足りることになるというわけだ。
ちなみにD♭→C→Hの場合はG♭1→G♭2→G♭4となる。
スライドの抜き差しで音程を調節するという構造上、スライドの移動距離が長いほど音のつながりが悪くなるから、手元に近いポジションで済ませられれば楽なのである。
若いころ(Bach 50B3Oを使っていた)は、いつもF管ばかり使っていてG♭管は五線の下のCとかHを出すときくらいしか使っていなかった。つまり、せっかくインラインなのにオフセットと同じ使い方しかしていなかったワケ。それは次のGetzen 3062AFRの時代も変わることはなかった。
今から考えれば実に惜しいことをしたものだと思うが、そのころはどうもG♭管のヌケが良くなくて音色が思い切り変わってしまう…というか、はっきり言って使い物にならなかったのだ。最大の原因は、ちゃんと吹き込んでいなかったことだけれども![]()
それがTru-Boreバルブを始めて吹いたときに見事に払拭されたのだ。F管は言うに及ばずG♭管までもが最初から使い物になるではないか![]()
というわけで、それからは楽譜をもらうと「替えポジで如何に楽をするか」を探究するようになった。それとともに、曲の調性を見てG♭管を使わなくても不便でない場合にはオフセットバルブの楽器(Reynolds Contempora)を使ってみたりする。単なる
自己満足だけど![]()
まぁフツーに考えれば「大は小を兼ねる」のたとえのとおりShires1本あれば事足りるんだけど(もしもゴトシだったら絶対そうする
)、こんなくだらんことにコダワるのもアマチュアの「下手の道具選び」ならではだ。
なんだかとりとめのない話になってしまったので、ここらでおしまい。
