いまさらですが…
このたびの東北地方太平洋沖地震で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げるとともに、犠牲となられました方々とご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。
被災地の皆様の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
常磐線沿線つまり茨城県・福島県・宮城県の太平洋側に学生時代の友人が多いため、しばらくは気が気ではなかった。
幸い数日たって連絡がつき、全員(家族親戚も含めて)無事であることが確認できて溜飲を下げることができたが、電気・ガス・水道などライフラインが絶たれてしまい、みなそれぞれに不便な生活を強いられていた。それでも彼らは「せっかく生き延びた命ですから、頑張ります。」「東北の方々に比べれば、ぜんぜん苦労のうちに入りません。」といって愚痴ひとつこぼすことなく、懸命に助け合って生きていたのである。立派すぎる。
ひるがえって、自分はといえば帰宅難民になったわけでもなく計画停電の対象にもならず…何の苦労もなく暮らしており、何もできないふがいなさに心苦しい日々が続いた。
その間こんな疑問が頭をよぎった。
-生きてゆくのに精いっぱいな人がたくさんいるというのに、悠長に楽器演奏をしている話なんか不謹慎ではないか?
-演奏会場や練習場所が被災して使えなくなったり楽器や楽譜を失ったりして、演奏をしたくてもできなくなってしまった人もいるだろうに、何不自由なく演奏を楽しんでいる話題など不愉快ではないか?
そんなこんなで「落ち着いたら書こう」「明日こそ書こう」と思いつつ月日は過ぎ去り、すっかりご無沙汰になってしまったというわけなのだ。
言い訳が長くなったが、ゴールデンウィークも後半に入り、そろそろ踏ん切りをつける時期と考え、なんとか重い腰を上げた次第である。なんといっても演奏会の本番を2週間後に控えているのだから。
そんなわけで、これからも練習記録を継続していこうと思う。