今回は大久保の東京交響楽団クラシック・スペース★100 でのリハ。オルガン(電子オルガン)やピアノとの合わせを行うのである。

場所が場所なので、電車で行く。新大久保~大久保界隈はアジアンテイスト溢れる街並みだ。
さて、ランチに何を食べようか。韓国料理・中国料理・タイ料理…etcいろいろあって、さんざん迷った挙句タイ料理の店にする。
辛いものが好きなのだが、楽器を吹く前に唇がタラコになってしまってはいけないので、魚とキノコの醤油煮にしておいた。
ランチはドリンク飲み放題になっていて、それもマンゴージュースとかライチジュースなど高そうな飲み物もあったので、ついついおかわりをしてしまった。
料理もとても美味しかった。やはりタイ料理は自分の口に合う。見た目以上に食べたらボリュームがあった。いい店だ。気に入った。
近くにはヴェトナム料理とかネパール料理とかの店もあるので、今度はそっちに行ってみようかと思う。
って、グルメブログかよっ

閑話休題。

中に入るといかにもプロオケの練習場といった佇まい。独特の緊張感を感じる。

とろんぼ日記

搬入もスムーズにできて、タクトダウンまで少し時間があるから入念にウォーミングアップを、と思ったら定刻15分前にタクトダウン。
曲はいきなりオルガン付きではなく、石毛先生オリジナルアレンジによるアンコール曲。ほどなくオルガンの浅井先生もご到着。
四分音符でのベースライン伴奏型なので無理をせずだましだまし鳴らしてゆく。
しかしどうも「プロオケの練習場」といった雰囲気に呑まれてか、楽しみにしていた浅井先生が近くにいらっしゃるという緊張感からか、いつもの調子が出ない
以降ずっとそれを引きずってしまうのであった。すごいデッドだし…。

オルガン付きのⅠ楽章前半、[A]直前のハーモニーが合わない。[G]の1stとのユニゾンは音は小さくとも、もっとアタックをはっきりさせなければ。
第2主題の強奏([H]の手前)は珍しくうまくいった。気高く遠くへ飛ばすようにとのことだが、それがなかなか難しい。
[K]の前はかたくタイトに。Ges→F→Gesとは鳴りにくい音でいやな動きだ。Ges管使おうかな。
[M]の打ち込み、タイミングが合わない。ちゃんと八分音符でカウントすること。また、とにかくティンパニに合わせること。
Ⅰ楽章後半Poco Adagioの[U]や[X]のハーモニーがもう少しきれいに合うといいなぁ。パー練が必要だ。
Ⅱ楽章前半はまあまあの出来で、[O]の先Prestoのフーガがけっこういい感じ。テューバやコントラファゴットと音色がブレンドするようになった。
ただし、一つ一つの音に表情は付けずオルガンのペダルのようにまっすぐなフレージングで。
常に細かくカウントして八分音符で動いている木管たちをよく聴くようにしなければいけない。
さていよいよⅡ楽章後半。[S]のファンファーレは音量を大きくというよりも豊かに響かせること。大きなホールだからといって大きな音を出すことに意識が集中してしまうというのは方向性が間違っているのだ。
リズムもプレーンに、16分音符を後ろに詰めないこと。教会の厳かな雰囲気。
聴かせどころのひとつである[Z](1stとのユニゾン)がなかなかうまく決まらない。音程を気にし過ぎると長い音符の次の動き出しがビハインドになってしまう。
それに、アタックもぼやけている。特に最初の出だしのA。だからよけいにモタッて聴こえるのだ。弦の細かい動きをよく聴くこと。
[BB]の5小節目から3小節の打ち込みは走りがちなので落ち着いて、置くように。[CC]については[Z]と全く同じ。
[EE]ははっきり言ってリキみすぎ。大きな音を出す方向に行ってしまっている。もっと朗々と豊かに響かせなくては。思い入れのあるフレーズだからこそ力で押すのは厳禁なのだ。
[GG]はオルガンが主役なので、オルガンに溶け込むように。
2拍目をタメるのは音楽的に正しいが3拍目ウラまでタメるのは前時代的巨匠のやること。今回はもっと素直にシンプルに演奏すべき。

と、まぁいろいろ課題はあるが、オルガンやピアノと合わせられて楽しかった

ただし、後日録音を聴いたら自分の情けなさに心底落ち込んだけれどね。