今回のテーマは『クール&コンパクト』
決してエキサイトすることなく、コンパクトに鳴らして、きっちりと仕事をこなす。
今まで、ついついリキんでしまったり頑張ってしまったり、ということが多かったので・・・今度こそ!

<宗教改革>
4楽章からと聞いていたのでそのつもりで待っていたら、始まったのはフルートのソロではなくてストリングアンサンブル。3楽章からだった。
ちょっと肩すかしを食った形となったが、じっくりと聴かせていただいた。短いけれどとても印象的な曲だ。多くを語らないところがなんともおくゆかしい。
4楽章に入ると「さぁ出番だ」とばかり張り切ってしまいそうになるのだが、そこをグッとこらえて、ただひたすら敬虔な心持ちで神の御前にひざまずく
そしてコントラファゴットとともに厳粛なるオルガンのペダル音を奏するのだ。出だしはコントラ主体で柔らかく自然に、クレシェンドするにつれてバストロの輪郭が出てくるように。1回目は今イチだったが2回目はかなり重厚な響きが出せた。最高ではないけれど、本番でこのぐらいなら御の字ではなかろうか。
続くAllegroの主部も、神に仕える身になったつもりで滅私奉公の精神を貫く。エキサイトしなければ余裕ができるので、音に伸びがあるし効率的によく響く。まずまずの出来。

<真夏~>
まずは結婚行進曲から。
Tuba嬢が仕事の都合で遅刻とのこと。結婚行進曲は無理でも、せめて11番・12番までに来れればよいのだが・・・。
しかし、ああ無情。重たい楽器を抱えて馳せ参じるも、あわれ出番に間に合わず・・・。かわいそ・・・
結婚行進曲&12番ももちろん『クール&コンパクト』。無理をしないおかげでハーモニーのおさまりが良くなってきたような気がする。
本番では長い休みのあとにポッと出番が来るので、唇およびメンタル面での考慮が必要だ。
やっと出番だと思うあまり、気持ちが空回りしてしまってミス多発、その上肝心の唇が言うことを聞かない、なんてことになったら最悪だ。
今週は女声合唱との合わせがメインなので後半はお休み。11月にやる「オルガン付」の楽譜をもらったのでちょこっと吹いてみた。かっこよすぎ!!

どちらもなかなかいい感じになってきた。やはりAlto-Tenor-Bassとボアサイズ・ベルサイズとも3段階に大きくなって響きのピラミッドがうまくできていることが大きく貢献している。もっと磨きをかけて本番を迎えたいものだ。
しかし、パート練習しないとなぁ・・・