先週、ShiresのVintage 1-1/4Gに多少の違和感を覚えたのであるが、今週は体調がよくなったこともあってか調子が上向きになってきた。やはり『慣れの問題』だったのかもしれない。
なんとなくコツというかツボがつかめてきたような気がする。要は音をまとめるイメージでコンパクトに吹き込むことだ。スロートが7mmなのだから当たり前といえば当たり前だ。ちなみに音がまとまるように、20年前にBachを吹いていたときに買ったエッジエフェクターを着けてみた。
オケのほうはこれでちょうどいいだろう。今回の曲は(に限らずいつもだけど…)絶対にバリバリいってはいけないし、714席というホールのキャパを考えると1Gではパワーがあり過ぎて前回のブラ3のように出過ぎてしまう恐れがあるからだ。
問題は吹奏楽の方だ。指輪物語やエレクトリカルパレードやパイレーツオブカリビアンなどは極低音が多く、1Gの助けを借りたい。しかし、自分は残念ながら曲によってとっかえひきかえできるほどの器用さは持ち合わせていない。キツいけど1Gで突っ切るか、それとも1-1/4Gで極低音を鳴らすよう鍛錬してゆくか…本番会場の大きさを調べて、それに見合ったほうにしよう。
大田区民センター音楽ホール:定員731席(車椅子席6席含む)、面積762平方メートル
なるほど、これだと1-1/4Gでコンパクトにいったほうがよさそうだトラの分際でド派手に目立ってしまってはまずいので…。

前置きが長くなったが、今週は管セクション練習。真夏~は序曲と1,3,5だけなので降り番。

<宗教改革:4楽章>
コントラファゴットとのオクターブユニゾンもなかなか重厚な響きになってくれたし、ちょっとしたミスとかはあるものの、コンパクトに吹く作戦が効果を上げていて好感触。無理して大きな音を出そうとしなくてもちゃんと響かせればよく聴こえるのだから、決して『がんばってはいけない』のだ。
そういえば先週の練習でも管トレーナーの先生は弦セクションに向かって「人数増えたし大きなホールではないので、ガシガシ弾かないで楽に弾きましょう」とおっしゃっていた。
しかしあくまでも『調和した音程でちゃんと響かせれば』の話だ。トロンボーンのハーモニーが全ての基本になるのだから、と厳しいチェックが入り、2ndトロンボーンもっと出るようにとの指示。そして「3人で合わせといてね」と宿題もしっかり出された。
それにしても、ちょっと気を配って聴きあうだけで劇的に素晴らしい響きが出来上がることが体感できて、非常に有意義だった。

<宗教改革:1楽章>
我々に気を遣ってか、序奏のコラール部分を中心にやってくれた。やはりパート内で合わせておく必要性を感じた。ユニゾンのファンファーレ的なところは最初トランペットが支配的であったが、やっていくうちにだんだんとバランスがよくなってきた。1-1/4Gだとトランペットやホルンや木管とのユニゾンになっても明るく響いてうまく溶け合ってくれるようだ。1Gだと音が太すぎて浮いてしまうところなので、これがベストチョイスかもしれない。

退団したAltoTrombone氏のミクシィつながりで、トロンボーン専攻の音大生だという若いお嬢さんが見学に来たので合奏に入ってもらったのだが、自分のことで精一杯でどのくらいお上手なんだかわからなかった。また来週の合奏に来てくれるそうだから、そこでじっくりお手並み拝見といきますか…。