大変遅くなったが先週の練習日記。

第九のトリトン公演を大成功のうちに終えて、新年初練習は7月の定期向けのチャイコプロ。
幻想序曲「ロメオとジュリエット」と5番シンフォニーだ。
チャイ5はこのオケで昔やったことがある。1999年冬のコンサートでのことだから、もう10年近く前になる。そのときはオケも自分もまだまだ稚拙で満足できるような出来ではなかった。なので今回はリベンジのつもりで取り組む所存だ。
それにしてもチャイコの曲は(それほど多くの曲をやっているわけではないが)いままでひとつも納得のいく演奏ができたためしがない。
最近の例では「悲愴」。いい線いってると思っていたが、後で録音を聴いたら腰砕けな部分や雑な部分が露わになりがっかりだった。くるみ割りの花のワルツやトレパークに至っては3回ほどやったような気がするが、どうもうまくいかない。
相性が悪いんだろうか?いや自分の力が及ばないだけだ。とても好きなんだけどハードルは高い…。
まずはロメジュリから。
実を言うとこちらもやったことがある。といっても学生時代(四半世紀前!)に吹奏楽でだが。それでもちょうどいい具合に曲の構成や雰囲気、キメどころぐらいは覚えている。
やってみるとオケ版のほうが断然吹きやすい。(当然か…)それほど苦労するところはないが、そのかわり工夫の必要なところがいっぱいである。
デカく吹くところばかりでなくpでの金管の和音とかいろいろ音色や表現の幅が要求される。
コールアングレがなかったのはちょっとさびしかったかな。

続いてチャイ5。
意気込んで臨んだものの、確実に衰えているらしくなかなか思うようにいかない…。
あー、またチャイコをやるとき特有の『デカく吹こうとして空回り病』『わかってるんだけどできない病』だ。
曲が感情を煽るようにできていうのと思い入れが強すぎるのとで、どうも余計な力が入ってしまう。
一度やったことがあるはずなのに譜面を追っかけるので精一杯でテンポの変化についてゆけず、周りを聴くこともできていない。
いかんいかん。コソ練せねば!!そしてリラックス!!

今回の失敗は楽器の選択にもある。
気まぐれでレイノルズを持ち出してみたのだが、どうも調子が良くない。音が当たればすごくいいのだが、その確率が低すぎた。
トップのドイツ管に対抗しようとしてリキみすぎたのかもしれないが、やはり今後は予定通りシャイアーズでいってみよう。