(^ω^)僕が子供の頃に遊んだサザエさんのかるたを
今一度遊びたい。
僕がずっと思っているのだけど、ネットでもなかなか見つからないね。
2種類は復刻されているのだけど、その絵柄から、そうとう古い物の復刻のようだ。
自分が遊んだやつではないが「サザエさんかるた その弐」を買ってみた。
やはりこれは昭和24年に販売された物の復刻の様で
終戦から4年後に初版が発売されているようである。
ちなみに、僕が遊んだのは昭和47年以降に販売されていただろうと推測される。
これは「み」の札に「見えたぞカンカンとランラン」というのがあり、上野動物園にパンダが送られて話題になっていただろう時期から推測してる。恐らく昭和50年頃に店頭に置かれていたはずだ。
今回買った昭和24年版では「は」が「はな子さんの長い鼻」という札で、戦後に日本に送られた象のはな子さんが登場する。
その時代の話題が反映されている事がわかる。
そして、昭和24年版の「く」は「クリスマス メリークリスマス」となっており、その当時の庶民文化にクリスマスが浸透していた事が見て取れるし、「ろうそく立てて影絵あそび」は、流石に今なら懐中電灯に置き換わるだろう。
「縫もののそばでおねだり」なんて、家で縫い物してるとか、現代では見られない。
「紙芝居 宿題やめて飛んで行く」や「そろばんでローラースケート」ってのはカツオのやんちゃなキャラと当時の娯楽を象徴してる。
それに服装や食べ物なんかに庶民文化を感じとれて面白い。
それだけで資料的に面白いのではあるのだけど、僕が遊んだバージョンとの違いも面白い。
「き」の札は昭和24年版は「今日の献立 コロッケ」だが僕が遊んだのは「今日のおやつはパンケーキ」だった。
子供の頃、パンケーキという食べ物を食べてみたいと憧れたんだが今思えばパンケーキってホットケーキの事なのね。
そして、共通の読札もある。
もちろん絵札は長谷川町子が新しく描き起こしていてそこに時代が反映されている。
「とんだ失礼 人違い」の絵札は24年版は見知らぬ和装のおばさんの肩をサザエさんが叩いてる絵柄だが、僕が遊んだ版の間違われてる人はパンタロンを履いた髭長髪のお兄さんだったと思う。
24年版「ひらがなで年賀状」は「ひらがなの年賀状」だったかな?書いてる最中のワカメちゃんの絵は書き上げて掲げてるワカメちゃんの絵に変わっていたが、やってる事は共通だ。
「つまみ食いの鉢合わせ」は24年版はサザエさんとワカメちゃんが鉢合わせしてる絵に対し、カツオとワカメちゃんが鉢合わせしてる絵だったような気がしする。
「関取と下駄比べ」も共通の読札で新しく描き起こされているがこの辺はあまり文化が変わってない部分ではある。
そして、僕が遊んだ版は、よりサザエさんの登場人物のキャラがより色濃く出てるのが特徴だ。
24年版に「よい子のお手伝い」というカツオとワカメちゃんが庭掃除や木に水やりしてる描写があるのに対し、僕が遊んだ版は「おつかい嫌、勉強もっと嫌」というカツオが寝転がってる絵札がありカツオによい子感はないw
24年版の「寝言は父さん」に対し
「いびきに寝言のお父さん」という、カツオが耳を塞いでる絵になってて、お父さんの寝言がパワーアップしてる感じになってるw
24年版では「健康第一」という札でカツオが冷水摩擦やってる描写があるが
僕が遊んだ版には「冷水摩擦 続かない」というカツオが冷水摩擦を断念する描写がある。
また、僕が遊んだ版は、「そそっかしいのは生まれつき」というサザエさんが偉い人の葉巻に火をつけようとして髭に火をつけてる札がある。
サザエさんのキャラを強烈に表してるので僕は大好き。
さらに、「むちゃでもヘタでもゴーゴー」という札はサザエさんがディスコでゴーゴーを踊る絵があったと思うし、「公害にうがい」とか時代を象徴してた。
「あとは綺麗にピクニック」だってゴミが社会問題になり始めた頃なんだと思う。
僕の子供の頃の記憶で書いてるから多少間違ってるかもしれないが、概ねそんな感じのはず。
実物見て確認したい。
もちろん、今回買ったバージョンもサザエさんらしい温かみがある素晴らしいかるただと思う。
よいこと遊んでみたいと思う。
だけどさ僕が子供の頃に遊んだアレ
手に入れる方法ないかなあ。