ツイッターでね、八嶋智人さんの引用RTが流れてきまして
当日券も出ているということで行ってきました。
入江雅人さんの一人芝居
「パンクスタイルF」
ひとり芝居といえばイッセー尾形さんのモーソー劇場などが有名ですが
一般的にひとり芝居とはキャストがひとりで芝居をする(そのまんまやないかーい)ものですが
パンクスタイルは
見て(笑)
演出/入江雅人
作/入江雅人
出演/入江雅人
照明/入江雅人
音響/入江雅人
衣装/入江雅人
当日受付/入江雅人
当日パンフ作成/入江雅人
制作/入江雅人
企画/入江雅人
製作/入江雅人
もう純度100%のひとり舞台なんよ。
まずもぎり(紙チケットがないので予約の名前が書かれた紙に✔つけていくという飲み会の幹事スタイル)
入口に立つ入江雅人は受付の入江雅人。だけど中の人は役者入江雅人でもあるので
外にまでよく通る声が響いておりました。
わあああああ!!ええ声!!!!
「劇団SHA・LA・LA」の入江雅人。
今でも私の中ではその印象なんですよ。
ハァハァ・・・すみません、取り乱しました。
舞台は短編3作から構成されておりまして
一本目の
「ロンググッドバイ」
宇宙船にさらわれた高校生が宇宙人を部下にして帰郷したお話。
宇宙語の宇宙人とゴリゴリの福岡弁でコミュニケーションとるのも面白いし
なんといっても劇中に出てくるバンド名が、ほぼ同じ世代の福岡ロックシーンを知る私にはツボだった。そうよね、ロッカーズの陣内が俳優て!!!(笑)
二本目
「崩れる」
セリフなしでいろんなシチュエーションで崩れる様をスローモーションで。
これめちゃくちゃ好きだ!!体幹鍛えないとできない動きよ(笑)
コケる、転ぶ、じゃなくて
崩れる。
説明不要だけど面白さは説明できないので機会があったら見てほしい。
この面白さ、誰かと共有した過ぎる。
三本目
「ブロークバックマウンテン」
地球滅亡の危機に抗うことなく粛々とそれを待つ人
昔遭遇した謎のおじさん(ブリーフ一丁)に一縷の望みをかけて
山を登る主人公。あきらめる人とあきらめない人の混在も面白いし
UCCコーヒーとか出てくるワードもなんでか知らんけど「ああ、わかる!!!」ってなるの。
結局おじさんがなんやったんかもわからんけど
とにかくおもしろかった。
本当に何もない空間で一人のおじさんが二時間
凝った衣装も大きなアクションもないのに
そこにちゃんと山があって
学校があって
ギターがあって
病院があって車が走って
ブリーフ一丁のおじさんが缶コーヒー欲しがる。
ひとり芝居の面白さに出会えてよかった。
今後年に二回くらいは福岡に帰ってきたいとおっしゃっていたので
盆と正月は帰省がてら福岡公演を是非!