将来何になりたいかを選ぶのはお前の自由だ。
ただ、「アカレンジャーになれるかどうか」は、生まれ持った資質による所もある。
それでも、主役になれる。
その方法を教えてやる。
それはな、どんな小さな事でも一番を目指す事だ。
むしろ、小さな事こそ一等賞を目指す事だ。
もし今後お遊戯会で主役の桃太郎に選ばれなかなったとしてもな、「木」で一番になれ。
「あの木のクオリティ高すぎだろ」って言われろ。
そしたら次のお遊戯会で浦島太郎に選ばれるのはお前だ。
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仕事には「署名」というものがある。
テストでも名前書くだろ?アレだ。
あれは「これをしたは私です」という証明だ。
実は大人の世界ではな、署名というのは名前が書かれた文字の事ではない。
「アイツの皿洗いは、誰よりも皿がピカピカになる」
「このコピーはアイツの仕事に違いない」
そういう風に「名前は書かれてなくても誰がやったかわかる仕事」が署名だ。
それが「雑用の一等賞」だ。
大人の世界で雑用の一等賞を取るとな、上から声をかけられる。
「今度これやってみるか?」って。
これをチャンスという。
チャンスとは「人から声をかけられること」だ。
そしてそれは「雑用で一等賞になったやつ」にしかやってこない。
だから皿洗い任されたらピッカピカにしてやれ。
おつかい任されたら満面の笑みになれ。
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仕事のレベルアップには二種類ある。
①雑用で一等賞になること
②人に声をかけられること・選んでもらうこと
レベル2への扉は、レベル1の雑用で一等賞になった人にしか開かない。
だから補欠や木になってもスネるな。
今いる場所で一等賞を目指せ。
究極、「桃太郎になれ」とも言わない。
「木」をやってるお前に本気で惚れる自信がとーちゃんにはあるということだ。
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