メタボヘタレの四国お遍路日記 -3ページ目

メタボヘタレの四国お遍路日記

起業を決意し退職したメタボ君の自分探しの旅

今日は、高野山奥の院にお礼参りに行って帰宅します。



朝一、八十窪の最後のお接待で、車で循環バスが来るバス停

まで送ってもらいます。準備が整い、車を出すのを待っている

と、向かいの家から黒猫が出てきてチョコンと座りました()
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車が出るまで、ずっと座っていてくれました。猫の見送り付き

の旅立ちです()


バス停に到着。
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そのバスに「高速乗り場で降りたい」と告げると車掌さんが

「近くになったら教えます」どこまでも遍路には優しい四国

です。南無大師遍照金剛。


志度ICからの高速バスで大阪JR難波駅行の高速バスに乗換。
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10:25に到着。そこから南海難波駅11時発特急高野に乗って

1時間30分極楽橋駅に到着。そこからケーブルで高野山駅

に約5分で到着。
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ここからバスで終点の奥の院前まで。


杉の大木並木の参道を進みます。
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織田信長や武田信玄といった武将の墓も多数あります。

一番雰囲気のあった結城信康のお墓です。
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ただ何か違う雰囲気です。すべてが四国より立派なのですが

弘法大師の気配を感じないというか、どこか違います。


奥の院に来て、「88箇所結願のお礼参りはどこで」とお店の

方に聞くと丁寧に教えてくれました。左から裏手にまわり

納経をしていると団体さんがガイドさんに連れられて入って

きました。


「南無大師遍照金剛を3回御唱和ください」般若心境は??


ふと後ろを見ると、菅笠を被った女性遍路さんがいました。

話すと自転車遍路で28日で結願したとか、さすがに早い。


しかも同じ県の隣の市。ここから自転車で帰るそうです。

すごいですね。「なんか違ういますよね」同じことを感じて

いたみたいです。遍路同士の感想です。


納経所で掛軸に御朱印をもらい、満願です。


あまりの違和感だったので、壇上伽藍と金剛峯寺、女子堂

だけみて帰ることにしました。
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帰りの電車は熟睡。難波の金龍ラーメンを食べて、チケットショップ

で新幹線の切符を買って、新大阪へ。18:20のぞみで帰京。


長かった今回の旅もこれで終了です。


これまで「歩くのをやめよう」と思ったことは無いのです

が、このブログは、毎日「止めよう」とか「2日に1回に

しよう」とか思っていました。ただこれも自分で決めた

修行の一環と続けてきました。続けてきたおかげで+αの

達成感もあり、続けてきてよかったと思います。


自分確認の旅、正直精神的にあまりに変化がなく正直困惑。

体重は89kg減と、10kgに届かず。


ただ得るものは間違いなくあった。仲間や自信、そして物事

の考え方。何より人の優しさに触れました。


四国遍路に行くと、複数回まわっている方が多いのには驚き

ました。終わってみると、その気持ちはよくわかります。


ただ俺の場合は、この旅は、自分で事業を始める為のプロローグ。

始まりの第一歩です。ここはゴールではなくスタート地点。


毎日の遍路は、これまで様々な人が歩いた道をどこまで行け

るかの肉体と精神修養。明確な目標があり、考えずにひたす

らその目標を歩くというシンプルだけど厳しい修行。


これからは俺流が、社会にどこまで通じるか、人がやった事

のない道を切り開くもの。


精神的にさらに厳しい修行になるんだと思います。社会が受

け入れてくれるかは、やってみないとわかりません。


ただ今回の旅が教えてくれたもの。

「休憩していても状況は全く変わらない。少しづつでも進め

ばゴールは近づいてくる」

ということです。


とりあえず、もがいてみます。もがいてもがいてどうしよう

もなくなったら、お大師様また来ます。


その時はよろしくお願いします。


またコメントをよせて下さった皆様。返信を一切せず、申し

訳ありませんでした。


これからお遍路に出られる方もいらっしゃいますので、私見

ではありますが、役立ち情報等は、機をみてアップさせて

いただこうと思います。


取り合えず、長いようで短い間でしたが、毎日のレポートは

これにて終了とさせていただきます。有難うございました。

いよいよ結願の日の朝を迎えました。念入りにテーピングを

足に巻きます。これまでの感謝を込めて...



朝食は、寿司屋遍路さんと二人。いつも通りですが、どこか

しんみりしている気がします。朝の第一歩を女性遍路さんに


撮ってもらいました()
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まずは約7km先の88番長尾寺を目指します。すると前々日に

初めてお会いした神奈川の歩き遍路さんと一緒になりました。


「おはようございます」「いよいよだね」「そうですね」みたい

な会話。ただ私、なにやら便意が...コンビニに駆け込みます

が先客がいます。しかも脂汗が出る程、待たされました。


この出だしは、少々ヤな予感が...


しばらく歩くと、こんな道路標識が
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いよいよ残すところ約20kmです。道の向かいに休憩所があり

残りの遍路道についての紹介がしてある掲示板があったので

道路を渡ってみると、脇に「旧へんろ道→」の看板。地図を

見ても出ていません。平坦な道なので入ってみることに...


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国道沿いに畑の中の道を平行して歩くいい道。後続組みに

メールしてあげました。また川沿いに国道を横断するところ

で、おばあちゃんが「これ、お接待」とみかんを1個。感謝


橋を渡っていると、後続組みが追付いてきました。ここ数日

一緒に行動している3人が揃いました。女性遍路さんが、

水戸黄門で、寿司屋さんが格さん、俺が助さん。ただ俺は、

坂道とかになると勝手にスピードを上げて、離れてしまうので

役割的には弥七、キャラ的にはうっかりハチ兵衛。寿司屋さん

は、完全に格さん役をこなしています。まわりから「親子遍路」

と思われているくらい()


87番長尾寺に到着。
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いよいよ残すところ、ひとつの札所のみとなりました。ただし

最後には難所である女体山越え。他のルートもあるのですが、

天気もよいし、先に結願した広島の遍路さんから「あのルート

が一番結願の実感がわく」と言われていましたので、この難所

に挑戦することにしました。

ただその前に寄るところがあります。前川お遍路交流サロン。

歩き遍路が、ここに立ち寄ると「四国遍路普及大使の任命書」

なるものをもらえます。これは結願証明書として扱われている

ようです。また先達さんから、いろいろな情報がもらえるので

明日以降の高野山への行き方等を、色々教えてもらいました。


さあラストスパートです。県道からいよいよ遍路道へ。
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ここら辺から、道しるべの中にこのようなものが目立ち出します。


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かなりの急坂とは聞いていましたが、なるほどと思わせる傾斜。

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ただし、こちらも伊達や粋狂で87箇所クリアしてきた訳では

ありません。どんなに急でも、残りの距離が4km以下であれ

ば耐久力は付いています。とにかく一歩一歩。


②につづく


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最後は、これまででもあまり経験していない岩場。
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「高所恐怖症でも全然上がれる」と遍路交流サロンの人は

言ってたけど、「怖いじゃないか、このヤロー!!


結願間近の遍路らしからぬ言葉。すいません()


金剛杖が邪魔で、半分より短く持ち左右に持ち替えながら

上ります。とにかく上がります。怖いから...


女体山山頂に到着。やったー!!! 
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これでほぼ難所攻略。あとは急な下りのみです。ここでお二人を

待ちます。程無く、お二人並んで上がってきました。


お寿司屋遍路さんの一言

「遍路サロンで、杖は背中に背負えって言われてけど、次?


両手に杖を持って、今の岩場を上がって来ちゃったみたい。

「背負えって言われたのは、今の場所ですよ()。ある意味

すごいですよ()」「どおりで邪魔だと思った()」怪我や

事故が起こらずよかったです()


ここからは急な下り。やはり俺のペースが少々早いので一人に。
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下りは、心肺には負担がないので、思考が回ります。「いよいよ

終りか...俺はもう44だから~」って、それはもういい()



ただ、やっぱりちょっと涙がでました。足に、靴に、道具に

俺の頭が考えたことにより、キャパを超える負担を強いいた

ことに。また自分の事かよと思われるかもしれませんが、

それぐらい、足(特に足裏)には負担をかけました。もうすぐ

終わります。


この底なし沼のような下り勾配にも休み無く、降りれるように

なりました。南無大師遍照金剛。


屋根が見えてきました。
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とうとう88番大窪寺に到着。

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女体山側から登ると。山門側ではない所から入場となる

ので、山門側から改めて入場。
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ただ感動が湧き上がるというのではなく、なにかしみじみと

しています。


朝会った神奈川の遍路さんが出迎えてくれます。「おめでとう」

この方と宿で飲みすぎてしまったのでした(笑)


後ろの山が女体山と判った時は、「あれを頂上まで登って、降り

てきたんだ」と誰もが感動しました。



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15分位すると昨日朝一しか会っていなかった奈良の野宿遍路君

がやって来ました。「おー、お疲れ~!!女体山越え??その荷物で

」「頑張りましたヨー。もう会えないかと思ってました」みんな

で祝福します。なんかいいですね。それぞれが同じ苦労を共有

したからこそ出来る一体感。


納経を済ませて結願です。最後に結願の証明書(2000円也)

作ってもらいました。

寺の儲け主義だと嫌う人もいますが、他の寺ではない唯一の

札所からの証明書、煩悩が抜けていない俺は何も気にせず、

頂戴します()


さて、いよいよ旅の仲間ともお別れです。まずは奈良の野宿

遍路くんが今日中に奈良に帰るためバスで、次に寿司屋遍路

さんと女性遍路さんは、徳島の1番の近くの宿が車で迎えに

、時間と交通費から俺も一緒にお願いしようかと思いましたが

最後の四国の夜、なんとなく霊場の近くで明かしたかったので

最寄の八十窪にしました。


握手を交わし、関東での再会を約束してお別れです。



この宿もよかったです。お遍路さん用に部屋に杖置きがあった

り、トイレは部屋ごと、風呂も広い。


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夕食は赤飯を炊いてくれました。

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またここのおばあちゃんと奥さんは、全日本女子ソフトボール

代表のキャプテンの祖母とお母さん。


もっと話を聞きたかったのですが、神奈川の方と原発の話で

盛り上がってしまい、最終的には強制退去を命じられました(笑)


朝一でバスが無いので、車で朝一のバスに乗れるバス停まで

送ってもらえることとなりました。助かります。


明日は、高野山の奥の院にお礼参り。おそらくその日に帰宅

できるのではないかと思います。


総じた感想や思いは別の日にまとめたいと思います。


とりあえず「結願おめでとう!!」ってことでVVV


本日の万歩計 39,608歩 走行距離20.98km 地図上距離 23km

納経をすれば結願です。みんななんとなく浸っています。

今日はラス前、完全な一人旅。いろいろな思いが拡がり

いい1日でした。最後を除いて...



考えごとをしていることが多く、写真は少なめ。


天気予報は晴れにも関わらず、朝は雨。おやおや??

女性遍路さんのお使いで、83番一宮寺に手ぶらで戻ります。

6:45頃到着、人の気配無し。納経所が開くのは7:00


少し待つこととします。すると雨が本降りに...


菅笠も置いてきたのでちょっと困惑。7時ちょっと前に

奈良の野宿遍路君が入って来ました。「もう会えないかな」

と思っていたので、再会を喜びます。最後までにまた会える

気がします。昨日ネットカフェでこのブログ見てくれたとの

こと。なんか照れくさいですね()


7時きっかりに納経所に電気がつきました。受け取るものを

受け取って、宿に引き返します。雨はやや小降りに。

宿に戻り、ザックカバーをかけ、薄手の携帯ウインドブレーカーで

出発です。時間はちょうど7:30


今日の最初は、高松市内から屋島に向けて約19kmの道のり。

都市部を抜ける時は、大概道に迷います。遍路道の矢印は

基本最短距離で「本当にここ通っていいの」という細い道も

使いますので、体外迷子になってしまいます。目印は学校と

川。これを基準に方向を合わせて進みます。正直、都市部を

歩くのは嫌いです()


「雨の日はこんなことがあったな」「台風の時も歩いたな」

といったことを思い出します。


雨が少々強くなったのでスパッツも装着。これは一度帰宅

した時に新たに持参した武器です()どういう訳かこれを

装着すると雨が止みます。せっかく着けたのに...


迷い迷いやっと屋島寺への登り口に到着。朝食を食べてない

のでローソンでおにぎりを買いました。ふと横を見ると

吉野家が...食べちゃいました牛丼並み卵付き。だから太るん

ですよね()でも久し振りで旨かった。


今日唯一の難所(後で違っていたことが分りますが)。なにか

多くの地元の人が下ってくるのに会います。この坂、かなり

急なので単純な散歩にしてはかなりハード。息を切らせて、

汗を噴出しながら、頂上近くで理由が分りました。地元の方

から声をかけられます。「一番から。今日で何日目」「41日で

す。3日戻ってましたけど」「やや早め位だね」こんな会話を

していると、ビニールのかぶったポストから紙を出して、何や

ら記載。「誰が何回登り降りしたかを書いているんだよ」なる

ほど、それで皆さんチャレンジしていたのですね。


84番屋島寺に到着。
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先程の地元の方から、「君位、若いのなら遍路道を降りないと

ダメだよ」と言われます。いろいろな方から聞いた情報から、

打戻り嫌いの俺でも、回避しようかと思った道です。そこまで

言われたら行かない訳にもいきません。道幅の狭い急勾配。


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初めて遍路転がしにあいました。幸いどこにも怪我なし。



なんとか降りきると、天気は青空。旅の終わりが近いのを

初めて実感してきて、センチメンタルに()

「俺はもう、44だから~~!!センチメンタルジャーニー」


次の85番は距離が短く、比較的打ち易いと思い込んでました。


川を渡った辺りから、かなりの急坂。途中「山田家」という

うどん屋に行列が、気になったのですがスルー。だんだんと

傾斜がきつくなります。途中の仁庵という遍路接待所で声を

かけられます。地元の「歩こう会」の方が下見で来ていました。

気になっていた山田家のことを聞くと「今一番美味しいうどん

屋。全国からこれ目当てで食べに来る店。せっかく着たの

だったら食べてかないと。何も入れないカケうどんがお勧め」


ここまで言われたら食べない訳に行きません。「戻って食べて

きます」「荷物置いていっていいよ」ということで戻ることに。

「ぶっかけ」がカケうどんでした。ダシが美味。


いろいろあって後ろから来る女性遍路さんにさっそく連絡しま

した()