イク天、予告編ぢゃんか‼︎ | basser-t-0407さんのブログ

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他になあぁ~んにもする事がない時、お立ち寄りください。

こんばんは。

今夜は幕張のホテルに逗留しております。
脚が攣りませんように、と薬を飲んで祈っている者です。

昨夜、録画予約してあったんだからよせばいいのに、「イク天」オンタイムで見ちゃいました。

なんのこたない、単なるプレ(番宣)番組。
がっかりです。

そしてその上いきなりかつてのイカ天を、「メジャーデビューを約束するスカウト番組」などと偽って紹介。
これって許されるのか⁈
歴史の改竄、捏造でしょ。断言します。

イカ天は、アマバンドにパフォーマンスの機会を与えていただけで、5週勝ち抜いたグランドイカ天キングに対しても、デビューさせてやったりはしていない。

番組を見ていたギョーカイ人が出演バンドをスカウトしたり、そしてメジャーデビューすることとなったりするのは、あくまで番組の外側の出来事だったはず。

イカ天出演で存在を示し、デビューへの足掛かりとしたい「プロ志向」バンドも数多出演していたのは事実であり、また鵜の目鷹の目で次のメシのタネを漁っていたギョーカイの連中との利害が一致していたということではありましょう。

でもそれはあくまで果実。
結果「登龍門」化したとしても、そもそも番組がそういう意図で立ち上がってはいなかった。オイラはそう記憶しています。当時購入した「イカ天年鑑」でもそう記されてた。

残念ながら「イク天」は、その「志」に於いてかつてのイカ天とは…。

まぁそれでもなお、来週からの本放送で、なんか面白いヤツ、なんかカッコいいヤツ、なんかアブないヤツを目撃できることに期待したいとは思ってます。

四半世紀以上前、バンドブームを巻き起こしたイカ天。
イカした番組でしたよ。
審査員も歯に衣着せぬコメントを連発してた。
時折、ロックの毒気を感じさせない妙にふにゃらけたヤツらが現れると(それは「歌謡曲」寄りの「アイドル志向」なバンド、とでも表現するしかないようなモノ)、手厳しくコキおろした。

伊藤銀次もキツいコメントを発してた。そのテのバンドに対して。
「昔さ、デビューさせる時にみんな事務所にバンドの方向性変えられちゃったんだよね。キミらってさ、そういうギョーカイに迎合した部分をはなっから目指しちゃってる。一番よくない部分」
たしかそんな意味だったと思う。

端っから「スカウト番組」を謳っちゃってるイク天は、そもそもJ-pop市場向けの輩を「発掘」しようとしてるんじゃないだろうね?

うぅ〜ん…。

前にも書いちゃったけど、「イカ天出身」のバンドも、デビューに際してはギョーカイの「オトナの選択」を強いられたと思しき例がチラホラ見えた。


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えびは、メジャーの流通システムに異議を唱え「死民レーベル」からインディーズCDを出してたけど、結局TDKに所属してメジャーデビューした。


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JITTERIN'JINNは、イカ天登場1週目と2週目でドラマーが代わってた(どちらも女のコ)。そのままプロデビューした後任のドラムはメッチャ可愛くて凄腕だった。
彼らは既にデビューが決まってて、箔付けのためにイカ天に出たらしい(だから勝ち抜け続けるつもりだった)。しかし、それを知ったプロデューサーが「ざけんなよっ‼︎」とセメントミキサーズを「悪意を込めて」ぶつけ、潰したと。
イイ話ですなぁ。


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ピンクサファイアも、イカ天登場時とデビュー時ではヴォーカル(!)とギターがすげ変わってた。
とても可愛いドラムのコがそのままだったのはよかったね(笑)。


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ノーマ・ジーンは初登場時のベースが明らかに「ヘルプ」だった。ものごっつ可愛いコだった。2週目からはそのままプロデビューまで続くコとなったが、デビューの際にはギターとドラムが代わっちゃってた。


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C-Ba。「旅でスカ」って曲はインパクトがあった。
メジャーデビューしたけど、プロデューサーに曲をイジリ倒されたらしい。イカ天から10年後くらいかな、雑誌のインタビューでの痛切な談話を読んだ。
「やりたいことがやりたい形でできなかった」

今はなきあの赤いヤツ、池田貴族率いるre-moteはメジャーデビューに際し、「ツブれるような弱小プロダクションじゃダメだ」とホリプロと契約。
しかし、ホリプロの新人の給料の安さは有名で、ほんっとに食えなかったらしい。

あ、話変わっちゃいますけど、小ネタ思い出した。当時イカ天を毎週見てたから、異なるバンドで一度ならず登場するプレイヤーに気付くことがありました。その中に大物がいた。

ブランキージェットシティのドラマー、その1年前にも別なバンドで出て、ベストプレイヤー賞もらってましたよ。
受賞したのにおちゃらけてたから、吉田健から「(賞を)やるのやめようかな」ってキツい言葉を浴びてた。

もひとつおまけ。
「砂場」ってバンドのヴォーカルが濱田マリ。モダンチョキチョキズを経て、今や女優さん。
登場時は当然ながら若くって、名前でウケてましたね。当時浜田麻里が全盛期だったから(若い人たちわからないでしょう)。
「相撲用語が好き」とかわけわかんないこと言ってたな。

わー長くなっちまった。
最後までお付き合い下さった奇特な方には、厚く御礼申し上げます。
懲りないでね〜m(_ _)m。