リラックスする、この言葉を意識するようになったのはごくごく最近のことだ。学生時代は一昔前の雰囲気の運動部に所属していたため、リラックスという言葉などついぞ聞いたことは無かった。集中、気合い、根性・・・、こんな言葉しか記憶にない。しかも、それがほかの全てのものにも影響を及ぼしており、何事にも「気合いがあればできる、できないのは気合いが足りないから」などと自分を鼓舞し続けていた。

 その運動の世界でもごくごく最近ではリラックスすることの重要性が認識されてきて、どううまく感情をコントロールするかということに注目されている。また、自分自身としてもあまり、自分を追い込むようにすることに疲れが出てきたように感じており、適度に手を抜いていくことができればよいと考えるようになっていた。

 そこで、私は私がストレスレスにいられるための3つのポイントを探すため、本書を読了した。

 1つ目は、「朝は普通列車に乗って出勤しよう」というものだ。

 朝はできるだけ寝ていたい。そのため、目が覚めるとすぐにぎりぎりの電車に間に合うように急いで支度をし、職場にもぎりぎりに着くという人も多いだろう。

 しかし、それではそのまま仕事に入ってしまうと、また慌ただしく動き回り、1日のうちで落ち着いていられる時間が取れない人もいるかと思う。

 そのため、本書ではあえて朝こそ空いている各停の列車でのんびり通勤することをお薦めし、そうすることでぎゅうぎゅうの車内でもみくちゃにされることもなくゆったりとした気持ちになることができるという。

 2つ目は、「やることを6個に絞って気持ちを整理しよう」というものだ。

 これは文字通り、自分が今やらなければならないことをリストにして、それを1つずつ潰していくことを指す。そして、色々挙げることが難しいと考えているのならば、まずは6つに絞り、やるべきことを挙げ、そしてそれを行う。そしてそれが終わり次第また新しく6つ挙げ、処理・・・・、この流れでやっていくことがストレスなく、物事をやり遂げていくことにつながるとしている。

 3つ目は、「家に帰る前に喫茶店に寄ろう」というものだ。

 家で仕事に必要な書類や本を読もうと考えても、いざ家に着いてしまうと全くやる気が出ない。家はゆっくりする場所だからこそ、それ自体は決して悪いことではない、とする。しかし、本来やろうと思っていたことができないとなるとそれはそれで問題である。そんなときは、少しの時間だけでも喫茶店などにより、そこでやろうと思っていたことをやることが望ましいという。

 本書ではリラックスすることに焦点を当て、様々な観点からリラックスするための方法が紹介されている。こんな方法があったのかという気付きを得るだけでも大きく違ってくるともいえるため、少し毎日に余裕がないという人はぜひ一読すると良いだろう。

RELAX HACKS!/小山 龍介
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 あまり、というかかなり自分は朝が弱い。大学時代は出血に厳しき無いことにかまけて、1時間目の授業に間に合ったことがない。いつも途中から出ていたし、1時間目の授業が終わった時に目が覚めたこともある。

 しかし、社会人となってからはそんなことも言ってられないので、眠くて眠くて仕方がない日でも寝ぼけながらでも会社に行くようになった。さすがに最近はそこまで朝がきついということはないが、やはりそれでも午前中はつらい日が多く、もっとゆっくり寝ていたい、と思うことがしょっちゅうである。

 そんな中でも、心の底では朝から一気に集中して仕事を片付けて早く帰りたいな、と思っており、どうすればそうなれるだろうかと考えていもいる。

 そこで、私は、私がより効率的にスピードをもって働くための3つのポイントを見つけるため本書を読了した。

 1つ目は「週に一度早く出社する日を作る」というものだ。

 朝型、夜型という言い方をし、朝型の方が良い、的な言われ方をし、朝型にしていこうと頑張ろうと考える人もいるかもしれないが、急にいきなり早起きしても1週間持つか持たないかが人間だろうと思う。

 そこで、いきなり毎日朝型にするのは現実的ではないのならば、まずは週に1度は早く、それも1時間とか2時間でもなく30分だけでもいいので早くいくことを本書ではお勧めしている。そうすることで、たとえ週に1度でも早く会社に行く習慣を固定化させることができ、その後、その頻度を増やしたりすることにも多少体が慣れていきやすいだろうと思う。

 2つ目は、「イヤな話ほど朝一に」というものだ。

 自分がやりたい仕事だけしていればいいというほど、仕事は甘くはない。中には嫌な仕事、気の乗らない仕事もあるため、それをどうやっつけていくかに苦慮している人は多くいると思う。そして、遠ざけているうちにどんどん奥へとしまわれていき、いつか爆発する、そんな経験をしたこともあるだろう。

 そのような嫌な仕事に対し、本書ではあえてイヤに感じているものほど朝一に対応せよ、としている。イヤな仕事というのは総じて自分だけではなく、相手も嫌がっていることも多いため、あまり相手方としてもその話で時間をかけるのは避けたいと考えていることが多い。そのため、そのような話はあえて朝一番にもってくることで、その日に処理しなければならないほかの仕事とのことからもあまり時間をかけずにパッと判断してしまいたい、という心理が働くため、時間をかけずにさっさと処理することが可能になるという。

 3つ目は、「いい眠りのためにはくつろぐこと」というものだ。

 平日は仕事をしている関係上、夜早くに眠りにつけないという人が大半だと思う。本当はもっと眠りたいと思っていても出勤時間との関係上、まだ眠り足りない中起きて出社することを余儀なくされている人も多いことだろう。

 その点について、本書では当然眠りには時間も大事だが、質も重要であるとし、時間がないので、毎日仕事から帰ってきた後は、食事して、入浴して後はそのまま寝るだけ、という人もいるだろうが、たとえ少しの時間でもいいので自分が楽しみにしているようなことをし、精神的に寛ぐような時間を設けるようにすることが、良い眠りには大切になるという。寝る直前に満足した上で眠りにつくことができれば、多少睡眠時間が短くとも、しっかりと良い眠りが取れるとここでは紹介している。

 ここで挙げられている3つのものは自分も実際に取り組んでおり、たしかに実際の効果を感じてはいる。朝早く出勤して、始業ベルが鳴った瞬間には電話をかけ始めるように準備をすることでたしかにスタートがうまく切れている感覚になり、今までよりもテキパキと対応することができるようになったように感じている。

 朝一番に嫌な仕事というのも、実際に行ってみたが、朝一番だと幸か不幸か相手もまだしっかりとは頭が回っていないのか、うまく自分のペースに持ち込むことができ、頭で考えている程のストレスを感じるようなことはなかったように思う。

 また、眠りについても今まではとにかく睡眠時間にばかり注意が向いていたが、10分でも好きな本を読んだり、ゲームをしたりする時間を持ち、やりたいことできてない、という気持ちになることのないようにすることができ、イライラすることは減ってきたように感じている。

 本書で紹介されているものは、これといって難しいものはなく、気軽にやってみようという気持ちにさせてくれるものが多いので、少しでも興味があるものがあれば、是非試してみることをお薦めしたい。

「朝の2時間」で一気に、イチバンいい仕事をする!/松本 幸夫
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 疲れが抜けにくいと感じる、最近はそんな風に感じることはだいぶ減ってきた。しかし一時期は確かに疲れが抜けない時期が多かった。寝ても寝ても寝足りない、すぐに息切れする、そんな状態がしばらく続いた時期もあった。

 それは運動不足が大きな原因ともなっていたので、その後は意識的に体を動かすようになり、疲れがいつまでも抜けないということは減ってきた。

 しかし、最近でも仕事が立て込んできたりすると眠気が一日続く、なんとなくだるい、ということがないわけでもない。

 そこで、私は私が元気に毎日を過ごすことができるようになるための5つのポイントを探すため本書を読了した。

 1つ目は「「お疲れ」レベルは休日に分かる」というものだ。

肉体的にも精神的にも疲れてきていることを確認するためのバロメーターは、休日の活動度であるとする。そこで、1つの指標として、休日に平日の2時間以上寝過している人は平日の睡眠が足りていない可能性があると指摘する。この場合、意識的に自分の体調に注意していくことが大切だとする。

 2つ目は「夜中に起きてどうしても眠れなくなったら」というものだ。

 寝つきが悪いという人は多い。かくいう自分もどちらかというと寝つきは悪く、時々ものすごく寝るのに時間がかかることがある。そういう時は、早く寝ないとと焦ってしまうのだが、それがかえって逆効果になり、ますます眠れなくなってしまう・・・、こんなことが多かった。

 こうした時はどうするかというと、1時間以上寝付けなかった場合は1度ベットから出て、リビングなどで一呼吸置いた方が逆によい、と紹介する。自分も一度これを試したことがある。なぜか寝付けない夜、仕方がないので、真っ暗な居間のソファーで20分くらいボーっとしていたらなぜか急に眠くなり、その後すぐに眠れたということがあった。これは意外と効果がある。

 3つ目は、「「臍下丹田」を意識して呼吸を整える」というものだ。

 これは瞑想やヨガなどでよく出てくる概念だが、へその下約9センチくらいのところに「臍下丹田」という場所があり、そこを意識して呼吸をする、というものだ。実際にはこの場所には何もないので、どれだけ力を込めても体が変に力むことは無いので有効であるとする。これは意識しているのだが、結構すぐに忘れてしまう・・・。

 4つ目は、「こころのメモリを大きくする方法」というものだ。

 仕事をしている人は特にそうだが、とにかくやることが多い、それで何から手をつけていいか分からなくなりパニックになるということがしばしばある。そんなときにどうするかというと、今自分がやらなければならない/やろうと思っている項目を挙げ、それに1位、2位・・・、と優先順位をつけていく。そしてその上で「今日は何位までだけやる!」とし、それが確実に終わるよう取り組むということだ。そうすることにより、何をしてよいか分からずパニックにならない、また確実に終わることにより達成感を得ることができるという効果がある。

 5つ目は「急いでいるときほどゆっくり話す」というものだ。

 忙しい時はどうしても早口になったり、歩く速度が速くなる、下手すると走ったりする・・。そうしてどんどん、どんどん焦っていく、こんな悪循環に陥ることが多いが、本書では次のように紹介している。

 急いでいるときほど、動作をゆっくりにし、口調ははっきりと、しかし話す速さはゆっくりとする。これだけでだいぶ違う。

 本書では、難しい説明もやたらに準備がいるようなものは一切なく、どうすればよいか、ということに絞って書かれている。そのため、多くの人にとって簡単に取り組むことができ、そして効果を実感しやすい内容となっている。それぞれの対策?も数多く紹介されているので、ちょっとしんどいな、という時にぱらっとめくり今の自分に参考になるようなものを探すのにちょうどよい内容であると思われる。

 忙しく働いている人はぜひ手元に持っておきたい1冊である。

「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本/西多 昌規
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