今日の天気は曇りで澄んだ秋空とはいかなかった(夜から雨だという)。各地でコスモスが見頃を迎えている。母が生きていた頃には良く見に行ったものだ。花を見る母の嬉しそうな顔を見ると、たとえ自分は特別関心はなくても「これでいいんだ」「これで良かった」と思うようにしていた。今日は以前コスモスを見にいった場所に少し遠いドライブに。コスモスはまだ最盛期とまではいかなかったが家族連れなどで賑わってはいた。近くの川ではアユ釣り師の姿はあったがその数は少なかった。そして河川周辺の光景は確実に秋が深まっていることを思わせるようなものだった。草木には生き生き感はなく確実に短い秋を迎え、その先にある長い冬に向かっていることを感じる。今日は雨こそ降らなかったが曇りであいにくの天気でコスモスの最盛期もまだのようで見られた生き物たちもわずかだった。

まさに秋そのものと思わせる風景

山々もそうだが川の風景も秋そのものの風景で聞こえるのは風に吹かれる草木の音だけだ。春とはまさに正反対(春はヒバリやウグイスなど小鳥たちのさえずりがある。キジの声も)。ここのところの気温の低下によりやっと秋らしくはなったが実に静かで寂しいものだ。釣り人の姿もわずかだった。

アキアカネ

近年ノシメトンボとともに各地で激減しているという(農薬の影響だという)。今日も空を舞うアキアカネの姿はあったがかつて今頃には無数の数で飛ぶような光景とは程遠かった。

ミヤマアカネ

以前この地を訪れた時にも見られたが今回もその姿があった。知人の話では平地では少ないというが秋になると数は少ないもののこの地では見られるようだ。

マムシ

誤って川に落ちたのか？流されそうになっていた。

秋を旅する