今日も過ごしやすい一日だった。ただ風は少し冷たく感じ秋を感じさせた。セミの声がほとんど聞かれなくなり聞こえるのは風に揺れる木々の音とわずかにアオマツムシの声が聞こえるぐらいだ。秋はアキアカネが群れで舞いカマキリ類の成虫が見られる時期だが今年もアキアカネもカマキリ類も少ない。最近久しぶりに自宅ベランダにハラビロカマキリのメスの姿があったが今年は自宅に訪問する生き物は例年になく少ない。例年だと飛んで来たタマムシがよくベランダに落ちたものだが今年は自宅周辺ではタマムシの姿は全くなかった。オニヤンマも相変わらず見ない。しかし注視していると生き物はいる。今自宅二階の窓にジョロウグモが住み着いている。何年か前にも住み着いたことがあり私の記憶だとその年の12月中旬ぐらいのとある日気がつくと脚が一本だけ巣に引っ掛かり風に吹かれて揺れる死骸があった。繁殖が(次世代を残すことが出来たか？)上手くいったか分からないが最後力尽きた姿が。ジョロウグモもそうだがコガネグモもその生涯を全うできる可能性は極めて低い。自宅周辺でその姿を見てもある日突然いなくなることがほとんどだ。鳥に食べられることもあるだろうしベッコウバチに捕まることもあるだろう。上記のジョロウグモのように最後力尽きるまで生きられることはまずない。以前ほぼ同じ場所にコガネグモが巣を張っていたが台風が来て巣が破壊され今度はその場所から少し離れた場所に巣を作り直したがその後姿が見えなくなった。昆虫たちの生涯を見ていると姿を突然消したり(おそらく外敵にやられた？)上記のように力尽き最後を終えるものとその生きざまには人間にはない懸命に生きる生きた生き物の姿を見るようだ。

かつて自宅の窓に釣を作ったコガネグモ。台風で巣が破壊され近くの別の場所に巣を作り直したが、その後消息不明に。

季節は別だがかつてほぼ同じ場所に巣を作ったジョロウグモ。外敵に襲われることもなく最後は力尽きその生涯を終えた。

今自宅に住み着いている隣人(ジョロウグモ)。注意して見るとオスの姿も。

わが家の隣人