これは何なのか?の考察~ベスト版①~(パソコン読者用)
※過去の「ナンナン」の記事をごちゃ混ぜにして再編集
ヤフーに、「知恵袋」という掲示板があります。
ユーザーが掲示板に質問をし、それを見た人が疑問に答えるのですが、ふざけた質問がたくさんあります。先日、仕事の関係で知恵袋を利用したところ、「『ハウスバーモンドカレー』じゃなくて『ハウスバーモントカレー』って知ってました?」という質問があったのです。
こんなことを言われても、「だから何なん?」としか言いようがありません。なのに、「へー、そうなんですか!」と、わざわざ返答している奴がいるのです。
とはいえ、こんな質問は、まだましです。いろいろと検索したところ、あり得ない質問がたくさん出てきたのです。
「ウンコ味のウンコとカレー味のウンコならどちらが食べたいですか?」
ウンコやろ、両方とも!さすがにカレー味を選ぶわ、それは!で、「食べたいですか?」ってなんやねん!
「彼女が伊良部秀輝に似ているのですが、どうしたらいいですか? 」
別れろ!性格がどうとかは関係ないわ、別れろ!伊良部に似てるんやったらもう理屈じゃないから!
「最近、スマップの石倉三郎さんを見かけないのですが、あの続きはどうなっているのでしょうか?」
スマップと違うわ、あいつ!入れるか、あんな深海魚みたいなオッサン!で、あの続きってどの続きやねん!?
僕は、世の中の「これ、何なん?」と思わずにはいられない人・物・事を、「ナンナン」と単位化しています。この「訳のわからない質問をしてくる奴」はナンナンにほかならず、迷惑以外の何物でもないのです。
そこで今回は、「これは何なのか?」の考察~ベスト版①~です。
以下、僕が考えるナンナンの数々をご紹介させていただきます。
①交通警察の注意の仕方 1ナンナン
原付きに乗る僕は、年に1度は、違反切符を切られます。
もちろん、違反したのは僕なので、切符を切られるのは仕方がありません。
ただ、注意の仕方に腹が立つのです。切符を切られたことよりも、警察の言い分に納得が行かないのです。
たとえばスピード違反をした場合、警察は十中八九、「そんなにスピード出して、人でも跳ねたらどないすんねん!」と怒鳴ります。
ですが、僕が乗っているのは原付きです。スピードの出しすぎが人を跳ねると考えるのであれば、僕よりスピードを出している人は、ほかにたくさんいます。乗用車はもちろん、何だったら、僕を捕まえようと追いかけてきたパトカーは、僕よりもスピードを出しているのです。
これ、おかしいでしょ?言ってる意味、まったくわからないでしょ!?
しかもたまに、出っ歯の奴が、「お前、出しすぎや!」と注意してくるのです。
お前も出しすぎやねん!そんなに歯出して人でも噛んだらどないすんねん!
「出すにも限度があるやろ!」
お前も限度あんねん!お前のその歯も限度超えとんねん!お前は「違反歯講習」を受けろ!
ほかにもその昔、踏み切りで一旦停止をせず、捕まったことがあります。ただ、現場を間近で押さえたのではなく、30メートル先に隠れてチェックしていたのです。
こんなもん、おかしいでしょ?「見たから!」とか言われても、説得力ないでしょ!?
しかも何が腹立つかって、こいつはメガネをしているのです。
目悪いやんけ、お前!視力低い奴が何を偉そうに言うとんねん!
「俺、見とった!この目でちゃんと見とった!」
だからその目はメガネやろ!説得力ないねん、お前に言われても!
取り締まりのプロを自認するのであれば、相手を納得させなければなりません。2度と違反させないように啓発するのが本来の目的で、相手を納得させないまま帰らせれば、取り締まった意味がないでしょう。
②意味のわからないメールを送ってくる人 2ナンナン
携帯電話に、どう返事すればいいのかわからない、謎のメールを送ってくる人がいます。
たとえばその昔、「米が炊けました!」と言って、僕の携帯に炊飯器の写メールを送ってきた後輩がいたのです。
これ、何なんですか?僕はどう返したらいいんですかね!?
こいつとは今も付き合いがあり、たまにメールが送られてきます。つい先日も、「今年から我が家の暖房器具が変わりました!」と、ハロゲンヒーターの写メールが送られてきたのです。
知らんがな、そんなもん!お前の家のあったか事情なんて興味ないねん!
一応は「あったかそうやな」と返したものの、変な感じなんですよ。
ほかにも仕事の同期に、やたらと熱いメールを送ってくる奴がいます。過去に、何の脈絡もなく、以下のメールが送られてきました。
「俺、人は変われると思う」
何言ってんねん、お前!夜中の2時に何を言ってくれとんねん!
今年の正月には、年賀状メールが送られてきました。しかし、これがまた熱く、ちょっと気持ち悪いのです。
「平成も21年目!牛のように熱く、猛々しく!今年もお互い、さらなる飛躍を!!!」
なんやねん、それ!何なん、その気持ち悪い感じ!?だいたい、牛は猛々しくないからな!バッファローやったらわかるけど牛はおとなしいからな!
あとまったく関係ないですけど、こいつは死ぬほど活舌が悪いです。しかも早口なので毎回訊き直さなければならず、僕は「もう1回言って?」ではなく、「もう2回言って?」とお願いするのです。次の1回でも聞きとれないことはわかっているので、毎回、2回請求するのです。
しっかりしゃべれよ、お前!安倍譲二か!
いずれにせよ、訳のわからないメールはナンナンです。身に覚えのある方は、ご注意ください。
③バレバレのカツラをかぶっている人 3ナンナン
薄毛に悩み、カツラをかぶる人がいます。
もちろん、かぶるのは自由なのですが、バレバレの人がいます。通称「バレリーナ」と呼ばれる人で、軽めのハイキックで取れそうなぐらい、頭にのっけているだけの人がいるのです。
もっと頭使えよ、お前!頭使って頭をなんとかせいよ!
サイズが合わず、境目から地肌が見えている人もいます。薄毛のエリアが拡大しすぎて、カツラを追い越してしまっているのです。
イチゴか、それ!完全にイチゴのヘタやぞ、そのヅラ!
僕が通うスポーツジムに、最近、重度のバレリーナが入会してきました。
S級のバレリーナで、毛がやたらと左に集まっています。「部分リーゼント」みたく、左に偏りすぎて右側はスカスカ。「雨宿りできるわ!」というぐらい、左側がモッコリしているのです。
どう思われたいねん、お前!どう思われたくてそのヅラ選んでん!?
このオッサンは、バレリーナのくせにサウナに入ります。先日、サウナで一緒になったのですが、こいつがまた、ものすごい包茎なのです。
何個かぶんねん、お前!何個かぶったら気が済むねん!で、皮むいてるけどバレバレやぞ、お前の包茎!上も下もバレリーナで下は厚着のバレリーナや!
ほかにも討論番組にたまに登場する、とある経営コンサルタント。この人もバレリーナなのですが、この人の座右の銘は『人と違うことをやる』なのです。
それでなん?なあ、それでヅラかぶってんの!?
「若いんだから人と違うことをやれよ!」
めちゃくちゃ説得力あるわ!そんなすごいことやられたらやらなしゃあないわ、こっちは!
このオッサンは、たくさんの本を出しています。著書に『かしこい頭の使い方』という本があるのです。
何考えてんねん、お前!ていうか、経営の相談に乗る前にお前は髪の毛の相談に乗ってもらえ!経営はできてても毛営はできてないねん!
あまりにひどいヅラは、セクハラならぬ、カミハラです。周囲はヒヤヒヤするので、即刻、バレリーナを引退するべきでしょう。
④北斗の拳のジャギ 4ナンナン
ケンシロウの兄であるジャギは、道行く人に「お前、俺の名を言ってみろ?」と質問します。何の面識もない奴に、いきなり自分の名前を答えさせようとするのです。
知るかいや、お前の名前なんて!そもそもメットで顔隠してるやろ、お前!答えようあるか、そんなもん!
なのに、答えられないと銃殺してきます。無茶ブリしといて、「知りません!」と答えた奴を問答無用で射殺してくるのです。
何考えてんねん、お前!ペナルティー重すぎるやろ、いくらなんでも!
ジャギは、ケンシロウに嫉妬しています。その結果、「貴様のその耳が弟に似ている!」と言って、ガンガンに村人を殺していくのです。
お前、なんで耳が似てるだけで殺されないとあかんねん!そもそも耳なんて全員一緒やろ!お前の耳もケンシロウとたいして変わらんわ!
「兄よりすぐれた弟なんぞ存在しねえんだよ!」
知らんがな、そんなもん!病院に行って聞いてもらえ、そんな愚痴!
北斗の拳には、おかしなキャラが多いです。
ほかにも1巻に、村に種モミを届けようとしたジジイが登場します。こいつは「今日より明日じゃ!」と言って、種モミを遠方から仕入れてくるのですが、悪党に捕まった際、「この種モミをやっと探し出して、1週間、何も口にせず戻ってきたんじゃ!」と、自分のがんばり度をやけにアピールしているのです。
かっこつけんなよ、ジジイ!偽善者か!
ケンシロウに助けられたジジイは、こう言います。
「半年ものあいだ探し回って、ようやくこれだけ……」
だから努力をアピールすんなよ!で、半年探し回った割にそこそこ肌艶ええやんけ!お前さては、途中で何かいいもん食ったやろ?明日とか言ってるくせに今を優先したやろ!?
なのにこいつのせいで、村人が殺されます。悪党に村の場所を知られてしまい、罪のない村人が皆殺しに遭うのです。
勝手なことすんなよ、ジジイ!で、はっきり言うわ、正直、明日よりも今日やわ!村人のほとんどがその種モミを今すぐに食いたいと思ってるわ!
「ああ、明日が!ああ、明日が!」
やかましいわ!だいたいこんなカラカラの大地で米ができるか!現実を見ろ、現実を!明日明日言うんやったらせめて水もセットで持って帰って来い!
みなさまも1度、北斗の拳を違った角度からご覧になってみてください。本当におかしなことばかりですから。
⑤乳首が立ちすぎている 5ナンナン
これは、「ボディーナンナン」です。悪気はないものの、そのボディーがすごすぎて、近くにいると気になって仕方がないのです。
なかでもタイトルにある、乳首が立ちすぎている人。
ピチピチのTシャツを着た男性に多く、尋常じゃないぐらい立っているのです。
去年の夏に電車に乗ったとき、乳首が立ちまくっている人がいました。Tシャツから乳首が浮き出ており、電車が揺れた瞬間、僕はその乳首をつかみかけたのです。つり皮が見つからず、瞬間的にその乳首につかまることが選択肢の1つに入ったのです。
ふざけんなよ、お前!俺はワイセツ罪になるやんけ!スポーツ新聞に「乳首につかまって捕まる」とか書かれるやんけ!
なかでも僕の父親の乳首だけは、尋常じゃないですよ。乳輪も大きく、1センチ近く立っていることがあるのです。
1センチですよ、1センチ?こんなもん、腕立て伏せしたら床につくでしょ!?
夏場に家にいるときは、いつも上半身裸です。ある日、クーラーにハタキをかけた際、落下してきたホコリのかたまりが父親の乳首で止まったのです。
ピタッと止まってるんですよ!ひっついたんじゃないんですよ、立ちまくった左乳首にホコリが着地してるんですよ!
受け止めんなよ、お前!もしかして、「俺の胸に飛び込んでこい!」ってそういうこと!?母親によく言うからたのもしいと思ってたけど、よく考えたら下ネタやんけ!
ボディーナンナンは、乳首だけではありません。
ほかにも、鼻毛や耳毛が出まくっている人はもちろん、僕の上司に毎回、両目に目くそが付いている人がいます。メガネの真ん中の奴と区別がつかないほどに大きなかたまりで、隣に座ると気になって会議どころではないのです。
気になんねん、お前!目が行ってまうねん!銭湯にいる外人のチンチンぐらい目が行ってまうねん!
ボディーが強烈すぎると、ナンナンになってしまいます。身だしなみには、くれぐれもご注意ください。
⑥積極的に話しかけてくるジジイ 6ナンナン
お年寄りというのは、話し相手が少ないです。寂しくて、誰彼かまわず話しかけてきます。
ですが、訳のわからない話を振ってくるお年寄りがいるのです。
なかでも、ジジイ。70を過ぎたジジイにもなると、会話がまったく成立しないことがあるのです。
先日、通っているスポーツジムのベンチに座っていると、隣に見知らぬジジイがきました。
ジジイは何の自己紹介もなしに、「兄ちゃん。わしな、こないだ70になってん」と言いました。僕は「ああ、そうですか」と返し、「兄ちゃんは、いくつや?」と訊かれたので、「30です」と口にしたところ、「あっ、まーちゃんと一緒か」って言ったんですよ。
誰やねん、まーちゃんって!お前は知ってるか知らんけど、俺は知らんやろ!
「そうか30か。30足したら還暦やな」
なんで足した?足す意味がまったくわからんねんけど!?
「それよりな、わし、整骨院に通ってんねん。わしは今、70や。70やから、病院に行っても、金は安いがな。1回で120円や。2回行っても240円や」
だからなんで足したり掛けたりすんの、さっきから!?なんで妙な理数系を出してくんの!?
「で、こないだの話や。ジムにいる知り合いにな、まあ知り合いや言うても、そんなに親しくはない。親友でもないし、友達と呼べるほどの関係でもない。まあ言うたら、ジムにきたときにだけ話す……」
どっちでもええわ、知り合いでも親友でも!ジジイの交友関係なんてまったく興味ないわ!
ジジイは続けます。「で、そいつに教えたったんや、整骨院が安いことを。そしたら、そいつが整骨院にきたんや。ただ、4時から開くのに、3時半からもう、病院の前で待っとんねん。(笑いながら)ずっと行ってる俺でさえ10
分前に行くのに、そいつは30分も前から……」と1人で盛り上がり始め、「そいつは30分も前から並んでんねんで?なーーー!」と、最後になーーー!って叫んだんですよ!
なんやねん、それ!オチのあとに叫ぶって、どういうことやねん!
ジジイは、なおも続けます。「でも、この辺も変わったな。昔は、よくこの辺で火事があってな。わしの近所でも火事があって、もう少しでわしの家も燃えるところやったわ、なーーー!」と叫び、ポケットからラップに包まれたい
なり寿司を出してきたものの、アゲの粘着がなさすぎて、シャリの部分が根こそぎ地面に落ちたんですよ!
おもろすぎるわ、お前!たまらんわ、お前みたいなジジイ!
「なーーー!」
なーーーと違うわ、お前!何がなーーーやねん!気になるから知恵袋に書き込むぞ!「今日、隣に来たジジイが『なーーー!』と叫んでいたのですが、これは何なんですか?」と書き込むぞ!おそらく「ベストアンサーに選ばれた回答」として「それはキ○ガイです」が選ばれるわ!
みなさまも1度、ジジイの隣に座ってみてください。高い確率で話しかけられ、その会話のほどんどが意味不明ですから。
そして、最後。
これだけは、本当に意味がわかりません。ナンナンなんて言い方では済まされず、「マジデイミガワカラナイ」に認定したいと思います。
⑦書道展における、小学生の作品 1マジデイミガワカラナイ
デパートに行くと、頻繁に書道展が開催されています。小学生や中学生が授業で書道をし、その作品を掲示板に貼ってあるのです。
ですが、たまに、ありえない作品があります。ヘタとかそういうことではなく、「なぜ、その字を選んだの?」と、文字の選択基準が意味不明なのです。
僕はデパートの書道展、及び、新聞に掲載された作品をチェックしています。先日、某新聞で「特別優秀作品」に選ばれた作品が、『鼻歌』だったのです。
なんでそれ選んでん、お前!鼻歌!?知るかいや、そんなこと書かれても!
なのにプロの書道家が、以下の選評を寄せているのです。
「腕を大きく回し、太い線で力強く書き上げ、形もご立派。東野君の鼻歌が聞こえてくるかのようです」
やかましいわ、ボケ!「なんで鼻歌を選んだの?」とツッコミ入れろよ!
とはいえ、こんな作品は序の口です。なかには、目を疑うような作品を発表している生徒がいるのです。
『迷宮入り』
どういうことやねん!もしかして、刑事の息子か何か?父親の無念を筆に込めたんか!?
『くるぶし』
意味わからん!何がどうなったらそれ選ぶねん!
『義母』
ブルーなるわ!母親でええやろ!お前の家で何があってん!?話聞いてやりたくなるわ!
『クリ』
カタカナで書くなよ!卑猥に聞こえるやろ!
『トリ』
だからカタカナで書くなよ!『クリ』と『トリ』が縦に並んでたら中止やぞ、書道展!その下に『巣』とかあったら大人の書道展やぞ!
そして以下は、兵庫県宝塚市の、とある小学校の生徒が書いた作品群です。小学校5年生のクラスで、信じがたい作品がデパートのブースに貼り付けられていたのです。
『和平』
堅っ!堅すぎる、何こいつ!
『温故知新』
また堅い!なんでこんなに堅いねん、このクラス!
『棒』
アホがおった!1人だけアホがおった!ちょっと安心した!
『繭』
小5やんな?すごいのに挑戦してるけど、自分、小5やんな!?
『繭』
かぶった!かぶったぞ、おい!『繭』なんてかぶるか、普通!?
『ハムサンド』
意味わからん!ハムサンドて!『和平』の隣にハムサンドて!
このように、意味がわからないのです。
とりわけ以下の作品だけは、僕は頭から煙が出そうになりました。
『ジャンボ鶴田』
ジャンボ鶴田?ジャジャジャ、ジャンボ鶴田!?
どういうことやねん、お前!子供やからって許されると思うなよ!で、『ジャンボ鶴田』の下にある『緑の犬』って何?これに至ってはまったく意味がわからんねんけど!?
このクラス、相当、おかしいですよ。夏目漱石と猫ひろしが同じクラスにいるみたいで、カオスとしか言いようがありません。
以上が、今回の考察です。
僕の口の悪さに、この記事自体がナンナンだ、と思われる方がいるかもしれません。ですが、僕は根はいい奴なのでどうかお許しください、なーーー!
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