この偏摩耗ってどういう仕組みで起こるんだろうか??? | 愛犬と日向ぼっこ。

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昨日ご来店いただいた

中型トラックのフロントなんですが、、、

両外から2本目のパターンは残っているのに

両肩と真ん中のパターンが極端に摩耗しています。

 

 

拡大すると、、、

3ミリくらいの差があります。

 

 

 

ちなみにこのタイヤの元々のパターンはこちら。

 

 

 

なぜこのような摩耗になってしまったのでしょうか。

 

 

一番外側のトレッドパターンがギザギザになっています。

これは俗に言う段減りというやつです。

別名ノコギリ歯状摩耗とか、フェザーエッジ摩耗ともいわれますが、

ブレーキ起因の摩耗です。

通常は、段減りが顕著になったらローテーションをして消えるようにします。

 

 

しかし、この車両は営業所がちょっと遠方なため、

なかなか来社できませんでした。

そのためにこの段減りを放置したのですが、

タイヤ表面の摩耗度合いに差ができると

摩耗が多い部分の方がより速く摩耗してしまいます。

摩耗が励起されてしまうのです。

中央も摩耗が進んでいますが、こちらも

おそらく初期の摩耗度合いに差があり

励起されてしまったものとおもわれます。

 

 

このタイヤはショルダーのベースゴムが出てしまっているので

タイヤ交換となってしまいましたが

もう少し早めに来ていただいて

フロントとリアでローテーションを行うことができれば

スタッドレス入替時期まで持ったのではないかと思います。

 

 

偏摩耗が目立ってきたなと思ったら、

早めにタイヤショップにご相談ください。