昨年祖父が他界し、

 

ずっと遺品整理が中途半端になっていたので、

 

今日は母と一緒に祖父の家の整理をした。

 

ものをため込んでしまう性質だった祖父の家の掃除は

本当に大変で、

 

私も掃除が得意なわけではないので、

 

難航しました。

 

とにかくおそろしく洋服をため込んでいたようで、

袋に詰めても詰めてもまだまだ引き出しから出てくるのです。

 

私のゴールデンウィークは掃除にはじまり、掃除に終わってしまいそう。

 

カビくさい祖父の家はとても清潔とはいえる状態ではなく、

じめじめとしていましたが、

 

それでも、私にとって懐かしく、

祖父が健在であったころの記憶がよみがえり、

とても寂しく、つらい作業でありました。

 

ひとりで生活していたので、

いろいろ手がまわらないこともあったのでしょう。

 

いろいろ散らかったり、片付けがなされてなくて

やはり気丈であった祖父もひとりの生活にはいろいろ困っていたのかもしれないと

思うところがありました。

 

毎日祖父はカレンダーにマジックでその日寝る前に日付をバツ印を付ける習慣が

あったようで、壁に掛けられたカレンダーは祖父がなくなった日付まででバツ印が

終わっておりました。

 

なぜ、祖父はいないのだろう

祖父の存在が私にとってのふるさとそのものだったのに。

 

大事な帰る場所をなくしてしまったような喪失感。

 

空っぽの荒れ果てたおうちには、もう祖父はいなくて、

そこはもう私が帰ることができる場所ではなくなっている。

 

寂しいです。

本当に。

 

私にできることは、彼の遺品をきれいに整理してあげることぐらいでしょう。

残された家族として。

 

大好きな祖父の存在がないこの場所には

なにか物足りなさしかないけれど

 

それでも、ここは大事な場所なので

大切にしたいと思いました。