私たちは2年生に進級して、新入生が入ってきました。
私も1年生を教えるようになりました。
新入生を教えていて、思ったのですが
彼らは直ぐにバテるのです。それが不思議で仕方ありませんでした。
たとえば腕立て10回と言っても出来ません。
私は、これぐらい出来るだろうと責めました。
でもよく考えてみると、私自身に変化があったのです。
そうです、いつの間にか体力がついていたのです。
あの地獄のような練習に耐えてこられたからです。
それに気づいた私は、新入生にあまり辛く当たることはしませんでした。
しかし、後にキャプテンになったあのでフェンスの素晴らしいF君は
下級生をひどくしごくのです。彼らにとって毎日が地獄だと思いました。
それはひどい物でした。
あまりにもひどいので、副キャプテンと他の部員が反乱を起こしました。
しかし、私は中立でした。
キャプテンのF君が私のところに来て、尋ねるのです。
俺は間違っているのかと?
私は答えました。「鍛えるのは良いけど、お前のようにすべての人は出来ないよ」と
それから、彼は少し考えを改めたようです。
最近その当時の下級生が同窓会に私たちの学年も誘ってくれます。