切れ痔は、肛門の粘膜に裂け目ができる病気です。便秘や下痢、硬い便によるいきみなどが原因で起こります。

切れ痔の治し方は、大きく分けて以下の2つがあります。

  • 保存療法
  • 手術療法

保存療法

保存療法は、薬や生活習慣の改善によって切れ痔を治す方法です。

    • 座薬や軟膏:痛みや炎症を抑える効果があります。
    • 下剤:便を軟らかくして排便を促す効果があります。
    • 整腸剤:腸の働きを整えて便秘を予防する効果があります。
  • 生活習慣の改善
    • 水分を十分に摂取する(1日1.5L以上)
    • 食物繊維を多く含む食事を心がける
    • 便意を我慢しない
    • いきみすぎない

手術療法

保存療法で治らない場合や、症状が重い場合は、手術療法が必要になることがあります。

  • 裂肛根治術:裂けた部分を切除する手術です。
  • 側方内括約筋切開術(LSIS):肛門括約筋の緊張を緩和する手術です。

切れ痔の治し方は、症状の程度や状態によって異なります。症状が軽い場合は、保存療法で治るケースが多いですが、症状が重い場合は、手術療法が必要になることもあります。

切れ痔の予防には、以下のことに気をつけましょう。

  • 水分を十分に摂取する(1日1.5L以上)
  • 食物繊維を多く含む食事を心がける
  • 便意を我慢しない
  • いきみすぎない

また、便秘や下痢を予防することも大切です。便秘や下痢が続く場合は、早めに医師に相談しましょう。