22日。朝、予定より少し早く7:00に目を覚ます。
時差調整はバッチリである。
軽く身支度をして朝食を取りに行くと、人が一人しかいない。引くくらいいない。
だがやがてポツポツと人が増え始め、その中にはなんと昨日の学生グループも。
話すと、同じHISで宿を取ったわけではなく、自分たちで予約したとのこと。偶然だなぁ。
もしかしたら今日、シェーンブルン宮殿で会うかもしれないなw
で、朝食後は早速シェーンブルン宮殿へ。
その前にウィーン中央駅で、ウィーンカードを購入する。
このカードがあると市内の交通機関が乗り放題になり、各観光施設の割引が適用になる。
シェーンブルンの地下鉄駅を出て宮殿に向かうと、宮殿の裏側に出る。
館内ツアーのチケットには幾つかの種類があったが、より多くの場所が見られるGrand Tour のチケットを買うと、入場指定時刻まで10分。
ゲートの位置もよく分からないので、急ぎ足で中庭を歩いてゲートらしき方向へ向かう。
ゲートの入り口では、バックパックを預けるよう指示された。
中に入ると、ゲートに数名が待っている。時間は指定の10:06少し前。
係の人にチケットを見せると、いけるかな?という感じでチケットのバーコードを機械にかざす。
ランプが緑になって、通れることが分かった。
ゲートの少し先で、日本語のオーディオガイドを受け取る。
軽くて安っぽい作りだが、展示室の番号をタッチパネルで入力すると、その部屋の説明が聴ける仕組みだった。
その機械を電話のように耳に当ててガイドを聴く。
さて、中で果たしてまた、学生グループを目にすることとなる。
彼らの方が少し先に入っており、彼らの少し後ろで見学することになった。
途中でImperial Tour とコースが分かれるところで、彼らとは別々になった。
シェーンブルン宮殿の建物を出て、せっかくなので庭園も少し見てみようと建物を回り込むと、広大な前庭が目に入る。
そういえばこちらが表だったのか、と改めて納得。
広大な庭を噴水まで歩き、戻ってテラスに上がってみる。
そこに日本人二人連れがいたので、写真を撮ってもらえばよかったのだが、そこを離れてから思いついたので仕方ない。
シェーンブルン宮殿からUバーンの駅に戻ると、次は割と近くにある音楽家の家、ということでハイドンの家を目指す。
駅を出ると、ショップが立ち並ぶ通りに出る。
近くの地図を見ると、いくつか先にハイドンガッセ、と読める通りがあるので、おそらくそこにあるだろうと当たりをつけ、歩き出す。
途中、物乞いがいたのだが、その後行く先々でどの通りにも物乞いがいることに気がつく。
観光に力を入れている街はホームレスなどを排除しているイメージだが、ウィーンは素直なものである。
さて、やはりハイドンガッセにハイドンの家はあった。
チケットオフィスに誰もおらず、2回ほど声をかけるも誰も現れない。
仕方なく中庭に出ると、女性がチケットオフィスと全然関係ない方向から出てきて案内される。
しかし昼休みまで30分とのことで、それでもいいから入ると告げる。
結果これは正解で、後に入るベートーヴェンのパスクァラティハウスもそうだが、本人の息づかいが聞こえるような展示はほとんど無い。
部屋そのものは当時のものが残っているが、楽器を除いた家財道具はほぼ無く、期待していた作曲家の生活というか体温のようなものを感じることは難しかった。
ビジターノートが置いてあり、自分も名前を書き込む。
しかし日本人が多い。
パラパラとめくると、やたらと日本人が目立った。半分くらい日本人じゃないの、というくらい。
そしてこの先も、行く先々で日本人を見かけるのだった。
ハイドンの家を出ると昼飯の店を探し始める。
歩き回ってウィーン西駅の方までくるが、良さげなところがない。
結局、最初に物乞いがいたすぐ近くのシュニッツェルが食べられる店に入った。
しかしこのあたりでだいぶ、風邪の症状が強くなっていた。
手持ちのパブロンを飲もうかと考えたが、昨日少しだけ飲んだコーラでもかなりダメージがあったため、パブロンなどを飲んだらカフェインが致死量に達するのでは、と思って我慢する。
まだ時間は早いがホテルに帰ろうと思ったが、ふと見たパンフレットに、ほとんどの作曲家の家は月曜休みの旨が書いてあり、もう一踏ん張りしてベートーヴェンのパスクァラティハウスに行くことにした。
パスクァラティハウスはウィーン市庁舎駅から市庁舎を回り込んだ先にある。
市庁舎前は、冬のイベントらしく出店が立ち並び、スケートリンクが作られていた。
パスクァラティハウスはすぐ見つかり、階段を4階まで上ってたどり着く。
中にいたスタッフの男性がたまに近づいてきて声をかけ、案内してくれる。
写真もこちらはオーケーだった。
そして客は俺以外には日本人と思われる女性が一人だけだった。
ホテルに戻り、バファリンを飲んで30分ほど寝るも体調は良くならない。ギリギリまで引っ張るためさらに30分ほど寝て、体調は良くならないが頑張って今回の旅の第一目的である楽友協会へ。
楽友協会の大ホール、グロッサーザールは特徴的な形をしていて、ステージの幅のまま、客席が作られている。
通常見慣れたコンサートホールといえば、ステージを中心に扇型に拡がっている形だが、ここは長方形になっているのだ。
なおこのホールの設計には、モーツァルトを毒殺したと噂されるサリエリが携わっているとのこと。
そしてここが1番、日本人が多かった。見ただけで10人は下らない。
小学生の女の子を連れた家族連れも居た。
客席に入ったところで、韓国人の女性に声を掛けられ、シャッターを押してあげた。
臨席左側の女性も日本人かと思ったが、楽章の間で拍手をする客たちにシーッ!シーッ!!とうるさかった。
開演前と休憩中はビュッフェが利用できる。
そこで軽くつまむも食欲は乏しく、腹痛を防ぐため水もほとんど飲まなかったが、ワインとか飲みたかったなあ。
プログラムは、
・ウェーバーの魔弾の射手
・ウェーバーの交響曲第一番 C-dur Op.19
・リムスキー・コルサコフのシェエラザード
シェエラザードは生で聴けるなど考えたこともなかったが、まさか楽友協会で聴けるとはほんと運が良い。
まあ、最後の楽章のバイオリンがピアニッシモで長い長いロングトーンを伸ばす間に一瞬寝落ちしたのだが。
だがコントラバスが7人も居る編成で低音が心地よく、気持ち良かったのだった。
あれはこの曲独特の編成なのだろうか?
これでウィーンの実質一日目は終了。
体調を鑑みて、すぐ寝ることにする。
今日も晩飯は食っていない。
おまけ
一時期ネットでちょっとだけ話題になった、極度乾燥。

シェーンブルン宮殿で見かけたのだが、全然別の場所でシュニッツェルを食べている時にまた現れてビビった。
行きは時差調整のためとにかく寝倒すことにし、ひたすら寝る。
バスでまた遠くに移されると、今度は地上からタラップを上がることに。



























