体液性免疫 | BIOLOGYのブログ

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続いては体液性免疫について、説明したいとおもいます。



体液性免疫とは、

体液性免疫とは簡単に言うと、※抗体が関与する免疫システムのことです。

※抗原(病原体など)と結合し、抗原を無毒化する。抗体のタンパク質は免疫グロブリンといいます。

もうすこし、この抗体について説明すると、1種類の抗体は、1種類の抗原にのみ結合します。
よく、鍵と鍵穴といわれます!

そして、この抗体はB細胞(骨髄Bone marrowでつくられる)が分化した抗体産生細胞から産生されます!
抗体が抗原の種類に合わせて多様にあるように抗体を産生するB細胞も多様にあるのです!!



体液性免疫の流れ!


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参照
http://spider.art.coocan.jp/biology2/immunity2012.htm


①抗原の侵入

②侵入した抗原を樹状細胞マクロファージ食作用で分解!

③抗原を取り込んだ樹状細胞などの一部は、ヘルパーT細胞に抗原提示!

④抗原提示を受けたヘルパーT細胞は増殖し、さらに活性因子を放出し、B細胞を活性化!

⑤刺激を受けたB細胞は増殖したのち、抗体産生細胞に分化。増殖したB細胞の一部は次の抗原が侵入した時に備えて免疫記憶細胞として一定期間残ります。

⑥抗体産生細胞は抗体を産生し、体液中に放出。

⑦放出された抗体と抗原が特異的に結合し、抗原を無毒化。この結合を抗原抗体反応といいます!

⑧抗体と抗原の複合体は、マクロファージにより処理される。


用語解説:
T細胞‥骨髄でつくられ、胸腺(Thmus)で分化するリンパ球。
主にヘルパーT細胞とキラーT細胞がある。

ヘルパーT細胞:樹状細胞やマクロファージからの抗原提示を受けて、増殖し、B細胞あるいはキラーT細胞を活性化する。

キラーT細胞:ウイルスに感染した細胞やがん細胞、移植臓器などを直接攻撃する。細胞性免疫に関与。



楽しく漫画的に説明しましょう。笑

まず、抗原は敵軍です。そして、感染部位は相手に攻め込まれた前線です。

いま抗原が自国の一部に侵入してきました。

抗原に侵入された感染部位は警戒状態になります。

すぐさま戦闘員である樹状細胞やマクロファージが応戦!!

樹状細胞の一部は敵をつかまえリンパ管を通り、ヘルパーT細胞に報告します!
こんな奴が侵入してきました!と。

報告をうけたヘルパーT細胞はB細胞を叩き起こします。

叩き起こされたB細胞は、進化し抗体産生細胞になります!

抗体産生細胞は、感染部位にむかってミサイル(抗体)を発射!!


感染部位に到達したミサイルは敵軍をどんどん倒します!

そして、瀕死状態の敵をマクロファージが処理!

こうして体内の平和は保たれました!