音は振動の波として人の耳に入ってきます。
1秒間の振動数(周波数)が高い場合、僕たち人間は高音として、感じています。
逆に周波数が低い場合は、低音として感じています。
一般的に人は20Hz~20000Hzの範囲の音を聞き取ることができます。
まぁでも年をとってくると、にぶくなって20000Hzなんてとてもききとれなくなるんですけどね。わら
モスキート音と言われるのも20000Hz付近の音です。
さぁ、本題の音の伝わり方をお話しします!
まず音は波として外耳道に入り、鼓膜を揺らします。ここまでが外耳でしたね!
そして鼓膜は耳小骨とつながっていて、耳小骨をゆらします!(つちきぬたあぶみと揺らします)
耳小骨は、卵円窓とつがっており、卵円窓まで波をつたえます。
卵円窓はうずまき菅の入り口です!
うずまき菅の中は三重構造をしています!
うずまき菅の真ん中の層には基底膜という膜があり、卵円窓からきた波はこの基底膜をゆらします!
卵円窓側の基底膜は高音に反応し、うずまき菅の最後の先端の方は低音を受容します!
年をとって、モスキート音がきこえなくなるのはこの基底膜がにぶくなるからなんですね!!なるほど!!
基底膜上には聴細胞が存在します。
基底膜が揺れると聴細胞も一緒にゆれ、この聴細胞がおおい膜に触れ合って刺激として感知します!
ここまで来てようやく感知!!
この感知された刺激が電気的な信号として聴神経につたわり、その後脳の聴覚野というところに伝わり音として認識します!
このように、音を聞き取っているのです!!
さあつづいては、半規管と前庭について説明したいと思います!
まず前庭とは、体の傾きを感知する器官です!
前庭には感覚毛をもつ感覚細胞があり、その上にはCaCO3(炭酸カルシウム)でできた耳石(平衡石)がのっています。
体が傾くとこの耳石が動いて感覚細胞を刺激します。
こうして、人は体の傾きを感じ取っています。
次は半規管です。半規管は体の回転を感じ取ります。
半規管はよく三半規管とかいわれますね。
これは半規管は3個あるからです。
そしてこの3個の半規管は互いに直行しています。
1個の半規管は一方向の回転しか感知できません。
しかし!半規管は3つあるのでこれらが互いに感知して、どう回転しているのか正確に感じてとれるのです!
半規管の中はリンパ液が流れています。体が回転すると、半規管の中のリンパ液も流れを持ちます。
このリンパ液の流れにより、半規管の中の感覚毛の束が変形されるので感覚細胞が興奮するのです!!
ちなみに!
ぐるぐる回ったあとしばらく目が回ってしまうのは半規管のリンパ液がまだ流れを、持っているからです!
実際は止まっているのですが、リンパ液の流れにより感覚毛は揺れているので目が回ってしまうのです!
はい!ここまでが耳です!わら
かなり、詳しいことまで話したのでわからないところは質問してください!