今あたしはお風呂をかりて上がったところだ。

そして思い出したのだ、大切なことを…
それは!!あたし陸にプレゼント渡してねぇ!!
自分ばっかもらって肝心な自分があげてないじゃん!!せっかく買ったのに!!あんだけ選んだのに!!

さぁて、どうやってあげようか…今陸はあたしがあがったので入浴中だ…サンタさんみたいに枕もとにひっそりと…無理だ。野生の勘だが今日寝れるきしない。あいつ怪しいもん。あたしが風呂からあがったとき目あわせなかったし。
さぁどうする?普通に…

ガチャン

ぬぅおぁーーー!!!!!!!!!!!

あがんの早すぎだよ僕ちゃん!!ちゃんと肩までつかって100数えてねぇだろ!?風邪ひくからダメでしょ!?

『なんだこれ?』

さんざん考えた挙げ句取り上げられた。

『その…それは…』

『?』

『くっ…クリスマスプレゼント…』

『俺に?』

あたしはうなずくしかなかった…。

『開けていいか?』

そういいながら丁寧に包みをとり開けだした。

絶対こいつA型だ…

『ネックレス?』

またもやうなずくしかない…だってみんなにはわかるだろうか?目の前には見かけはかなりのイケメン王子。その上半裸。で、自分が選んだプレゼントを開けて眺めてる。
普通たえられなくない?
心臓止まりそうなんだよね?

『つけて』

は?さらにつけてとか言い出したよ。この王子様。

『璃美、つけて』

しょうがないからつけてやろう…

『…はい』

やっぱり、似合うわ。うん、かなりいい。羨ましいぐらいに似合ってる。

『ありがとな』

初めてこいつからお礼言われた!!感激!!マジ嬉しすぎ!!

って…

『…んっ!?』

さっそく、あたしを窒息死させてやるつもりのようだ…

『今日は寝させねぇから』

ニヤリと不吉な笑みを浮かべたエロ王子様。

『ちょっ、たんま!!あたし処女だから!!だから』

『関係ねぇ。処女ならなおさらだ』

その日、あたしは初めてを捨てることになった…

あたしの妄想していた初めてとはかけ離れたものだった…



『痛ぁ~~い!!!!』

初めてだった。
初めてこんなに長くキスをした。そのおかげで…

『--んっ!!んん!!』

酸欠しかけた…

『ぶはっ!!しっ…死ぬかと思った!!』

『…足らん』

『充分だろ!!かなりしただろ!!あたしを殺す気か!?』

『死なねーだろ。てかむしろ余裕』

こっ、こいつ!!慣れてやがるっ!!

『ちなみに今まで付き合った人は?』

『お前初めて』

『そうゆう関係持った人は?』

『…』

そうゆう男だろうとは思ったよ。うん。だってうまいもん。いいよーだ、別に。

『でも本気でやりたいって思ったのはお前だけ』

…許してやろう。

あたしは陸にさらに近いた。
そしたらあたしの指で何か光ったのにきずいた。

…ん?そういえば、さっきから冷た…んん?

『…指輪?』

『そっ。指輪。きずくのおせぇ』

『いっいつの間に!?』

『さっきキスしてるとき』

『マジで!?』

『マジで』

『お前すげぇー!!』

『陸様と呼べ』

『いやだ』

『返せ』

『それもいやだ』

『くそがき』

『お前がな』

『窒息死させてやる』

『えっ!?ごっごめんって!!』

『許すわけねぇだろ』

『とっとりあえず、ケ、ケーキ食べよう!!ねっ?』

『…』

そうして、やっと食べることができた。
とっても美味しくて幸せだった。
その上、あたしの指で綺麗に光るこの指輪を見て、あたしは今世界一幸せな人なんじゃないのかって思うくらいの幸せだった。

『嬉しいか?』

あたしの後ろから抱きしめながら耳もとで言ってくる陸がとっても色っぽかった。

『…うん』

そういうと、陸も嬉しそうだった。
あたしたちは街にでて、陸のオススメの店に入った。
陸のって言っても陸のお兄さんが教えてくれたらしい。
最初入るのに戸惑ったくらいだ。
けど、入ったら入ったであたしは興奮し、そのたびに陸に怒られた。
コース料理はとても美味しくて高そうなのばっかりだった。
『お金大丈夫なの?』って聞いたら『なめんな。バイトで稼いでる』って言われた。

そして、あたしたちのお泊まりセットとクリスマスプレゼントと言って可愛いカバンまで買ってもらった。

『本当にありがとね』

『…あぁ』

お礼を言ったら照れる陸はとても可愛いかった。

家について、2人でDVD鑑賞をしているとき、『便所』と言って部屋から出て行った。今からいいところなのに…と思いながらあたしは号泣してた。

ガチャ

そんな音がしたので振り返ったら片手に白い正方形の箱とフォークを持った陸がいた。

『なにそれー』

『内緒』

そういいながら、なんとなくきずいてた。

『開けていー?』

『どーぞ』

中には、イチゴたっぷりのタルトの上に、ホワイトチョコレートに“Merry Christmas”と書かれたプレートが乗っていた。

『お前イチゴタルト好きだろ?』

『うん!!』

まだ付き合ってなかった、あたしの16の誕生日の日、陸はあたしにケーキ何が好きかを聞いて買ってきてくれたことがある。覚えててくれたんだ…

『ろうそく立てよ!!』

陸はそういうと、『じゃあ電気消してこい』と言ってろうそくを立てライターで火をつけた。

部屋にはろうそくの火だけが灯っていた。

あたしが、メリークリスマスと言おうとした瞬間陸の唇によってその言葉はふさがれた。