7、私流ポートフォリオの作り方。
私の場合はこれまで10年以上分の掲載誌(紙)を全て見直し、これまでの「自分史」を作るような作業となりました。そして、ポートフォリオとは一冊の“本”なので、本として面白く、読者をひきつけるものであることが重要なのではないか? と思います。本として大切なのは“流れ”です。そして念頭におく“読者”は同じ。そう、テキサスやネブラスカの片田舎に住むおじさんやおばさんたち。以下、自己流にはなりますが、ご参考までに。まずポートフォリオの1ページ目は目次。私の目次はこんな感じです(XXXXのところは私の名前です):1, XXXX XXXXX’s Profile2, Recommendation Letters3, XXXX XXXXXX’s recognition as an editor/ writer based in the United States 4, XXXX XXXXXX’s Portfolio5, Translator’s Declaration 1, まずは自分のプロフィール。2, そして、私の場合はリコメンデーションレターもポートフォリオに含めてしまいました。これが正しいのかどうかはよくわかりませんが、「こんなにたくさんの人が素晴らしいと推薦している」ということをポートフォリオとしてのプロローグで印象づけます。3, そして自分の功績がどのくらいメディアで評価されているか? 自分が出版した本の書評や、TV出演した際の画面の画像、また海外のイベントに審査員として出席した際の記事など、とにかく自分の名前や顔が出ているものをかき集めました。この項目はかなり重要といわれています、可能ならば申請に向け、インタビューしてもらったり、記事をつくってもらったりしたほうがよいでしょう。海外でも有名であるということがアピールできるので英語の記事が望ましいですが、日本語であってもそれを翻訳して添付します。4,その後はいよいよメインの作品紹介ページです。 どの仕事をポートフォリオに載せるか、という基準、それはお分かりですね? (しつこいですが 笑) ど田舎のおじさん、おばさんが知っているような人、事項を優先します。私の場合、巻頭には誰もが知っているようなセレブリティのインタビュー記事でアメリカっぽいテーマのものを持って来ました。そしてここが大変だったのですが、私の仕事はどれも日本語による記事なので、その“全て”を英語に翻訳しました。日本の雑誌や新聞のタイトルについてもアメリカ人にとっては馴染みが薄いと思われるので“全て”英語で注釈をつけ、どれだけその媒体の価値や影響力があるかというのを詳しく記しました。私の場合は、特にこの翻訳作業に多くのバジェットと労力を割いたと思います。幸いとても優秀な翻訳の人が見つかって、記事の翻訳のほか、リコメンデーションレターの原案、カバーレターの校正なども手伝ってもらいました。5, 最後にこの翻訳が正しいものである、という申請のレターを翻訳者に一筆書いてもらい、ポートフォリオの〆にしました。体裁としては記事のオリジナルカラーコピーに対訳をつけていく形式でまとめて、最終的には10センチくらいの厚み、重量にして5キロ以上のずっしりしたポートフォリオになりました。ホルダーは普通にOffice Depotで買ったビニール素材のリング式のシンプルなもの、中にインデックス付きの中表紙などを配して見やすくする工夫はしました。グラフィックデザイナーさんなどは、このあたり腕の見せ所なのではないでしょうか? ほか、私は自分が出版した本の現物もポートフォリオに添付しています。製作期間としてはリコメンデーションレターとポートフォリオでだいたい1か月くらいを見積もっていたのですが、そうそう思うように運ばず、途中仕事が忙しくなったりしたので、結局4か月ぐらいかかってしまいました。でもここが一番のがんばりどころです!