ときどき、夕食を作りながら、若いころの1人暮らしを思い出すことがある。
もう40数年も昔の事。
学生寮に入っていた時は、2食付き、昼は学食だったし、
ちょっと、遠距離だったが、通学していた時もあって、
その時の食事は母親任せだった。
いずれにしても、学生時代の食生活は
まぁそれなりに恵まれていた。
その後、就職して、一人暮らしが始まった。
小なべ2つ、フライパン1つ、ケトル1つ
小さな電気釜、小さなトースター、
冷蔵庫は家から古いのをもってきた。
朝食はいつだって、トーストと目玉焼き、
夕食はあまり、つくらなかったな・・・・
みそ汁はつくったけれど、まずかった。
出汁をとることを知らなかった。
その頃、、いつも、駅前で声をかけてくれるお肉屋さんがあった。
「揚げたてだよ」「キャベツもつけてあげるよ」と
コロッケとメンチカツを包んでもらって、帰宅。
温かいのを逃がさないようにと、大事に胸に抱きかかえるように持って帰った。
少し染み出た油で、お気に入りのコートを汚してしまった記憶がある。
そのお肉屋さんにはよく、お世話になったものだ。
先日、なつかしくなって、メンチカツとコロッケを揚げてみた。
玉ねぎとセロリ、合いびき肉を入れてメンチカツ、
男爵イモをマッシャーでつぶしてひき肉を入れてコロッケ・・・・
揚げたてをいただく。
おいしいにはおいしいのだが、
なぜか、当時のお味に及ばない気がするのは気のせいなのかな?
若いころの、食生活って、どんなだったのだろうかと思う。
詳しくは覚えていないが、
田舎から、上京してきて、初めて、スパサラダを知ったし、
ピザは食べ方を知らなかった。
コロッケや、メンチカツは自宅で作るものではないという感覚だった。
これは私だけの感覚なのだろうか・・・・
3人兄弟の末娘の私はあまり、家事の手伝いもしなかった。
あまりにも、無知だったのかもしれない。
今は、毎日のお料理を楽しんでいるのだが、
その昔、もっと、母親の手伝いをしておけばよかったと
今更ながら思う。
何故か、昔が懐かしい。
