お寄りくださってありがとうございますニコニコニコニコニコニコ

 

いいね!をくださったみなさま、

 

フォロワーのみなさま、

 

ありがとうございます。

 

コーヒーコーヒーコーヒー

 

独身のA子さんは既婚者であるB男さんと恋に落ちました。

 

はじめからB男さんに奥様がいることはわかっていましたが、

 

B男さんの優しさに魅かれて二人は隠れてお付き合いしていました。

 

B男さんは裕福なお家の一人息子でした。

 

お付き合いして1年ほど経って、B男さんの浮気を奥様が知ってしまいました。

 

奥様からB男さんはA子さんに損害賠償請求をすると言われ、

 

B男さんは奥様に謝罪し、A子さんとは別れるから大事にはしないでほしいと頼みました。

 

奥様はB男さんに今後このようなことを起こさないと念書を取り、

 

A子さんとB男さんは泣く泣く別れました。

 

A子さんはしばらくは悲しんで過ごしましたが、

 

不倫をしてしまった自分のことを反省し、

 

過ぎたことを悔やんでも仕方ないと思い始めたとき、

 

B男さんの子供を妊娠したことに気づきました。

 

A子さんは30歳を過ぎてお勤めをしていたのですが、

 

こんなに人を好きになったことはない、

 

好きになった人のお腹に宿った子供をどうしても産もうという

 

気持になりました。

 

そしてA子さんはB男さんに連絡もしないで、

 

黙って男の子を産みました。

 

お勤めも周りの視線は気になりましたが子育てと両立して頑張って続けて、

 

男の子が5歳になったとき、A子さんは40歳になっていました。

 

男の子にお父さんのことを尋ねられたときは

 

「お父さんは死んだ」と言っていました。

 

あるとき、偶然観たニュースでB男さんが奥様と一緒に乗っていた自動車が

 

事故に遭い、奥様は即死、B男さんも大怪我を負ったことを知りました。

 

A子さんは複雑な気持ちで何か月か過ごしたあるとき、

 

B男さんから連絡がありました。

 

「あの時はすまなかった。女房が君に何をするかわからない状況で

 

別れることしかできなかった。

 

ずっと会いたかった。」

 

と、彼は言いました。

 

A子さんはB男さんの事故のことはニュースで知っていたこと、

 

奥様のことをお悔やみして、B男さんの身体のことを心配していたことを

 

話しました。

 

子どものことは言わなかったのですが、

 

B男さんは子どものことを探偵事務所を使って知っていました。

 

B男さんは事故で男性の機能を失ってしまいました。

 

B男さんはずっとA子さんのことを愛していたこと、

 

もう自分は子どもを作れない身体になっていて、

 

自分の子どもがいたことに神に感謝したこと、

 

もちろんA子さんに感謝したこと、

 

自分と家を助けるために

 

できれば結婚してほしいと泣きながら言いました。

 

A子さんも泣きながら聞きました。

 

そうして、A子さんはB男さんとしばらくしてから入籍して、

 

お子さんはB男さんのことをお父さんと呼ぶようになりました。

 

A子さんは今はB男さんとお子さんと何不自由なく暮らしています。

 

B男さんのご両親も実の孫を目に入れても痛くないほど可愛がっています。

 

でもA子さんの心は日本晴れにはなれません。

 

B男さんの前妻の死によって得られた幸せなんだと心に念じています。