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いつもありがとうございます。
母の友人のシヅエさんはとてもいい人なんですが、とてもそそっかしいです。
もう40年以上前のことですが、路線バスには車掌さんが乗っていました。
バスに乗り、席に着くと車掌さんが黒いバッグを持ってやってきて、
ここからどこまでと言って切符を買って、降りるときにその切符を渡して降りました。
それからバスはワンマンバスになり、車掌さんはいなくなり、運転手さんが運転して、
お金の精算もするようになりました。
シヅエさんはいつもは自分で運転していましたので、バスに乗ることがほとんどありませんでした。
同窓会で旅行に行くときに、ワンマンバスに初めて乗りました。
ずっと以前に乗ったときのように前のドアからバスに乗り、
運転席の前を素通りして、席に着くと運転手さんが何か大きな声で
シヅエさんを呼んでいましたので、
なにかと思って運転手さんのところに行くと大きな声で怒っていたそうです。
何を言っているのか、わからなくて、
「あ、ドアを閉める?」と聞いて、バスの乗り口のドアを閉めにいくと、運転手さんが
「それはこっちで閉めるから」と言い、それじゃなにかと思って、
「先にお金を払うの?」とシヅエさんが訊くと、
「お金は後でもらうから」と言われ、運転手さんが、
「整理券を取ってください。」と言ったそうです。
それが言いたかったのか、と納得したそうですが、
整理券というものを知らずに
「その整理券はどこにあるだ?」
と訊くと、運転席の横の料金箱の横にあると教えてくれたそうです。
都会に住んでいるひとにはわからないかもしれませんが、
田舎のバスは前乗りで運転席の横にある整理券を取って、
席に行きます。
距離によって値段が変わりますので、整理券の番号で今の停留所までの運賃が
正面に表示されますので、降りるときの運賃を見ます。
運転手さんもワンマンが始まって、ようやく定着した頃に
わけのわからないおばさんが乗ってきて、
イライラしていたんでしょうね。
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その後、10人くらいの同窓生と合流して、新幹線に乗るので、安くあげようと、新幹線の6枚綴りの回数券を買いました。
今、私は回数券を買ったことがないのですが、昔は新幹線の
自由席特急券と乗車券が一枚に印刷されて、
それに表紙1枚と自由席特急券と乗車券6枚一綴りになって
紙は表紙と6枚の金券で計7枚の紙がつづられています。
シヅエさんはその表紙を切符と勘違いして、その表紙で改札を通ろうとして、改札の駅員さんにつかまりました。
「これは切符じゃありませんよ。」と言われたそうです。
もちろん切符を買って新幹線に乗ったそうです。
思い出すと私の周りにはそそっかしいひとが大勢いました。
私もそそっかしいほうですが、シヅエさんには敵いません。
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これはシヅエさんの話ではないのですが、
かなりそそっかしいおばさんの話です。
その方の名を仮に沼田さんとしましょう。
昔、田舎には町会の人が定期的に集まる寄合があって、公道のわきの草刈りの日などを決めたりしていました。
だいたい一軒の家の家長であるお父さんが出席して持ち回りで誰かの家で集まるのですが、
沼田さんの家はその晩、お父さんの都合が悪くて、奥さんの沼田さんが出席して、
あるお家に集まりました。
会合が終わって、そのお家から帰るときに、沼田さんの奥さんが
「私の靴がない。」
と、騒ぎ出しました。ほとんどが男性の出席者だったので、
女性ものの靴はそこのうちの奥さんのものくらいでしたが、
奥さんの靴はしまってあり、靴箱を見ても沼田さんの靴はありませんでした。
大騒ぎになったそうです。
そして、みんなが自分の靴を履いてみると、
一足だけ男物のつっかけが残りました。
「あ、うちのお父さんのつっかけだ。」
と沼田さんは気づきました。
沼田さんはお父さんのつっかけを無意識に履いて寄合に来ていて、
無意識でつっかけを脱ぎ、そのお家に上がり、
自分は自分の靴をはいてきたつもりでいたのです。
いつも沼田さんはお父さんのつっかけを履いていたんですね。
沼田さんは以前から人騒がせなそそっかしい人でした。
本当に悪気はなくていい人なんですよ。
みんなそんな沼田さんの笑い話が好きでした。
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