今日もお寄りくださってありがとうございます
クイズタイムショックという番組は知っているけど、
田宮二郎さんは1978年に亡くなっていますので、
ご存じでない方は多いと思います。
俳優としては「白い巨塔」の主人公財前五郎のイメージが強いです。
「白い巨塔」はその後、村上弘明さんや唐沢寿明さんが財前五郎を演じましたが、
田宮二郎さんの残像が強くて、戸惑いました。
田宮さんはクイズタイムショックの司会を9年間務めました。
きりっとしたクールな男前です。
クイズタイムショックは一分間で12問の問題に答えて全問正解すると、
百万円の賞金をもらえるので、素人が奮って参加していました。
ほとんどの挑戦者は真面目に百万円を目指していたのですが、
たまーに田宮さんを笑わせるために出てきたんじゃないかと思う人も出ました。
問題を1番から10番まで選ぶときに
田宮さんが「さて何番を選びますか?」と聞くのですが、
わざともう選ばれていた番号を選ぶ人がいたり、
「ラッキーセブンの5番、お願いします。」という人もいました。
そういう時に田宮さんの見せる笑顔がとても素敵でした。
私が知る一番面白い挑戦者は男性で(お年寄りではない)
1問目に「お父さん、一家の何柱?」という問題が出て、
答えられず、2問目3問目とずっと問題は進むのですが、
一問も答えられず考え込んでいるように見え、ついに最後の問題が出され、
タイムリミットギリギリに重い口が開かれ、
「貝柱!」
と答えました。もちろん椅子は回りながら降りていきました。
着地したときに司会者が挑戦者にインタビューするのですが、あれを見たら、すぐに普通にインタビューできないと思います。
あの人は本当に素人だったのか、仕込みじゃないのかと思ったりします
田宮さんみたいなクールな男前の相好を崩そうと笑わせたくなる気持はよくわかります。
なぜか?
笑った顔も一層素敵だからです。