今日もお立ち寄りありがとうございます。

 

昔の話が多くて恐縮ですが、まだ私が生まれる前のことです。

母の話によると昔は一軒一軒訪問して占いをしていた人がいたようです。

今だったら警察に通報されてもおかしくないですね。

 

その人に縁側で母が食事をだしてあげたらお礼に、この家の屋根裏に古い仏像が3体あるのでそれらを出して仏壇でおまつりするように言われたそうです。

 

その人が帰ったあと屋根裏を見に行ったら、言われた通り古い仏像が3体あったそうで、仏壇に入れたそうです。

 

私が覚えている仏像は木彫りで面長で法隆寺の釈迦三尊像系のお顔も風化した感じで、肩から腕までが削れていました。

でもとても古いものだったと思いました。

 

その後、母が真ん中の一番大きい仏像を修理に出したら、全身金箔を貼られピカピカになって全然違う感じになって帰ってきました。

芯は代わっていないのですが、前のほうが風情があったような気がします。

 

その仏像を祀ってから私の実家がすごく繁栄したかどうかですが、・・・・・・そんなことはありません。

 

禍福は糾える縄の如し、で辛いこともたくさんありましたし、よいこともたくさんありました。

商売をしている家ですが、同業者が廃業している中、なんとか商売を続けられていること、食べることに困っていないことなどはお先祖さまが残してくれたものだと思っています。

 

私が占いに興味を持ったのもそんなことが関係しているかもしれません。