お弁当だけに限りませんが、かまぼこや卵焼きやたくわんなどを一切れ入れるのは人切れを想像させるのでいけないそうです。


三切れも身切れを想像させるのでいけないそうです。


家で食事するときもしないほうがいいそうです。


よそのお宅にお菓子などを差し上げるときは四つは死を想像するので避けたほうがいいそうです。


日本は韻を踏むことを大事にしていますので、いろいろ難しいことがあります。


するめのことをスルというのは音が悪いからあたりめと読んだり、葦をよしとよんだりします。


お弁当に特に言われるのは出かける人への無事の願いが込められているのだと思います。


少し前に母方の祖母の家を整理したのですが、出かけるまえに祖母が打ってくれた火打石が取ってありました。

若いかたはご存じないかもしれませんが、出かける人のために見送るひとが背後から火花を散らして外出中の災難から身を守るおまじないです。


火打石はいつもお稲荷さんの神棚の一番下段に置いてあり、その神棚には陶器でできた白いキツネさんが11体くらい置かれていました。

いまその神棚は新しい家においてあります。


お稲荷さんの神棚を古い家から新しい家に移してお客様が来ました。

そのお客様はお稲荷さんのことを知らなかったのですが、

「この家の廊下には白いキツネが走り回っていますね。」

と言われたそうです。

新しい家に来てはしゃいでいたのでしょうね。

縁起をかつぐこと、おまじないなどまだまだ日本の生活には残っています。


そして日常の小さな気遣いや縁起かつぎなどで私達は守られているような気がします。