テレビでインタビューされたタレントさんや街頭での一般の方が例えば何か食物の味見して「いかがですか?」と聞かれ、肯定的な返事をする場合に

「いや、でもこれはおいしいです。」

など「いや」という言葉を使っていることが気になります。


最近はこんな言葉遣いが普通にありなんでしょうが、私には違和感があります。

 

英語なら「いや」というのは直訳すると「NO」になるのですが、そうすると後に続く言葉は否定形になりますね。

日本語のグレーな部分でしょうか?


話はまた飛躍しますが、


学生時代に先生から質問された場合、まったく答えがわからないときに黙ってしまった学生に対して先生が

「まったく答えがわからない場合でも、黙っているのはやめなさい。そしてただ「わかりません」というのではなく、質問を復唱して、それについてこう考えてみたのですが、答えが見つかりませんでした。と言うようにしなさい。そうすれば質問者は自分の話を聞いていたんだと認識します。何も言わなければこの人は自分の話を全然聞いていなかったと思い、心証が悪くなります。」

と言われました。


返答のしかたで人の印象は随分違います。

その場の空気も変わります。

いつもよい雰囲気でその場を和ませることは難しくても、当たり前の返答はしていきたいものです。