一期一会という言葉はよく使われます。

私の好きな高校野球の夏大会はまさに一期一会で、トーナメントで勝ち抜いていくのですから、一度負けてしまうと3年生は引退するので、もう同じチームで戦うことはなくなります。


一期一会には今日と言う日は二度と来ない、という意味が強いと思いますが、

高校野球の夏大会は特にこの試合を落としたら最後という気持が強いですね。


一期一会はお茶室の掛け軸の書としてよく見かけます。


私が掛け軸で印象に残っているのは「明歴歴露堂堂」という禅語です。



妄想から離れた心の目には、曇りのない世界が見えてくる


心の目をいっぱいに開いて見よ
「歴歴」はあきらかな様子、「露」は「あらわす」「あらわれる」を意味する。

歴々と明らかに、堂々と露れる。
真理は歴然と明らかにして堂々と顕露しており隠されたものではない、もし見えないとすれば、
見ようとしないだけで、目が曇っているに過ぎない。
簡単に言うと、心の目をいっぱいに開いてみよ。
目、耳、鼻、口、触感の五官すべてを使って感得しろということ。

心の目をいっぱいに開いてみよ

「歴歴」はあきらかなようす。「露」は「あらわす」「あらわれる」の意味。
妄想を離れた心には世界が一点の曇りもなくあきらかに見えてくることをいう。

真理は堂堂としている、真理を明らかにしていくこと、私の目標にしていくことです。