何かに夢中になることは素晴らしいことです。
目標を持って一生懸命にがんばっても思い通りにいかないことってたくさんあります。
茶道の千利休が豊臣秀吉から死を賜ったときに古田織部に托した「涙」という銘の茶杓があります。
このことは1989年に作られた熊井啓監督の「本覚坊遺文 千利休」という映画で知りましたが、深い意味があります。
400年前の史実ですが、ご興味のあるかたは映画をぜひご覧ください。
加藤剛さんが素晴らしい古田織部を表現しています。
「涙」は存在したことを意味すると私は理解しました。
なにもかも空虚に感じて涙することもあると思いますが、人が存在するので涙がでます。
存在の証が涙なんですね。
今日も幾粒もの涙を見ました。
すがすがしい涙でした。
今年私は思い切り泣こうと思っています。