重松清さんの著作を読んでいます。


最近私の身近にがんになってしまった人が急に増えました。

もちろん他人事ではありません。人間の体内には毎日がん細胞は生まれているのです。


「その日の前に」という小説は中学生と小学生の息子さんを持つ主婦のお話です。


NHKのBSでもドラマ化され、壇れいさんが主演されました。


今、がんは早期発見で治る病気になりましたが、発見が遅いと命を落とす方も少なくありません。


主人公の女性は余命を告げられて淡々とその日はやってきます。

その日の前に女性は悔いのないようにできることをやっていきます。

自分のお葬式のときに夫の着る喪服を整える部分もあります。


余命を告げられたとき、人は自分の人生のフレームが見えてくるようです。


余命を告げられることが幸せか、治ることを信じて治療を続けることがよいのか、それともある日突然何も知らずにぽっくりと死んでしまうほうが幸せか、今の私にはわかりません。

いろいろな人生の終わり方があります。

残された家族が大変な思いをしないように物の整理はしておきたいと思います。


この間、娘が着られそうな着物は出しておきました。

もう私が派手で着ることもない着物です。


だからといって私はがんではありませんよ。

しかし明日ぽっくり死ぬかもしれません。

毎日そう思って生きています。


先日、友人達と話していたら、みんなそれぞれに苦労があって、死んでしまいたくなるときがあると言う人もいました。

自殺はいけませんが、早く亡くなってしまう人は前世でよいことをしてきたから、現世では苦しみから早く解放されるという考えもあるんだよ、という話題もでました。


今日は重たい話題になりました。


しかし、明日からも楽しみです。さあ、これからです。

ワールドカップサッカーを応援しましょう。