高校時代の漢文で習った方も多いと思いますが、

荘子が眠っている間に蝶になって自由に楽しく飛んでいる夢を見ていましたが夢から覚めて、今の人間の姿でいる自分は本当は蝶が夢を見ているのではないかと思ったという故事成語にある文章です。


裏側だと思っていたことが実は表側だったという意味にもとれるし、

現実が幻覚に感じられるときがあるという意味にもとれます。

荘子の思想は全部理解できませんが、この文章は名文だと思います。


最近この文章を読んで改めてどんな意味があるのかと考えると「今を生きる」ということなんだなと思います。

蝶々の姿でいたとき、荘子は飛んでいる状況を思い切り楽しんでいて、刹那に生きていてとても気持がよかったとあります。


笑福亭鶴瓶師匠は人気があってテレビ番組のレギュラーを何本も持って、

芸能界の成功者のおひとりですが、奥様に

「みんな夢や」

と言っているそうです。

浮き沈みの多い芸能界で生き残っていけるのはほんの一握りの方で、いろいろな人生を見ていらして、この厳しい世界で名を成してきた鶴瓶師匠が「みんな夢や」(自分は偶然この世界で成功している)と言われるのかもしれません。

芸能界は夢の世界でもありますし。


それを聞いて肯定的に思えるのは鶴瓶さんが成功者だからだと思います。

もし大金を借金して逃げ回っている人が「みんな夢や」と言ったら無責任だとか、ふざけている、現実から逃げている、と思われるでしょうね。


夢の国、ディズニーリゾートに行くとたくさんのアトラクションに参加するために朝から計画したアトラクションの列に夢中で並んでしまいますね。

そんな感じの夢中さを現実の日常にも持てるととても幸せになれると思います。

荘子の胡蝶になった夢とディズニーリゾートに行った時の感じは似ていると感じませんか?


だからこれから私は現実を夢中で生きよう、過去のつらい思い出にとらわれないで、未来を先案じすることなく今を生きていこうと考えています。


今日もごはんをつくって家族で食べられた、暖かい部屋で眠れる、テレビも好きなだけ見る、身体もなんとか健康で、お風呂も入った、そんなことも充分に幸せに感じましょう。


今日は節分、切り替えの時です。

「鬼は外、福は内」

福は内、の福は自分の心のうちにあるんですね。